犬系女子と飼い主系男子２【梵天】

ぽかぽか ページ5

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『はるち、ベッド行こ。もう寝て？』


三途「あ？上等じゃねーかこのメス犬。

朝まで寝かさねーかんな」


『そういう意味じゃないから』






口だけは達者のくせに、起き上がれないらしい。


ほんとどうしようもないな。




私の力ではどうやっても運べないので、
とりあえず風邪引かさないように
寝室から毛布を持ってくる。




少し考えて、三途の横に寝転び
2人で毛布にくるまった。


あったかそうだったから、つい。




うとうとしてる彼を見て綺麗な顔だなあと
思いながら、もぞもぞ腕の中に潜り込む。






『……はるち』


三途「……あ？」


『ねないで』


三途「………寝てねーよ」






寝ぼけてるのかぎゅうっと抱き寄せられる。



ぽかぽかして、
なぜかいい匂いのする三途の首筋に顔を埋めた。




眠さが限界だった私はその温もりに安心して、
寝落ちしてしまった。





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その後、戻ってきたココくんに無理やり起こされ、
不機嫌MAXの三途は舌打ちしながら
私をベッドまで運んでくれたらしい。




寝返りを打って落ちそうになる私を
引き寄せて肩枕してくれて、

知らないところでスパダリな三途と
一緒に朝まで眠ったのは言うまでもない。







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