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99話 お好み焼き屋 ページ1

一ノ瀬「えぇ!?お好み焼き!?まさか…………ここが…………!?」


A「いや、違うと思うよ……」(ボソッ



??「お好み焼き探しとったんやろ?」


A「いや、私たちは……」



女の子は無視して店のドアを開ける



??「お母ちゃーん!彼氏と妹、連れてきたでー」


一・貴「「彼氏!?/妹!?」」



??「お好み焼き、食わしとって」


??母「何やて?へぇーあんたらかいな?リカの彼氏と妹っちゅうのは!」


リカという、女の子のお母さんは私たちの目の前に来た



一ノ瀬「ち、違いますよ!オレ達はさっき、ナニワランドで会っただけで!」


リカ「細かい事はええから!ほら!座って!座って!」


A「わっ!ちょっと!!」


一ノ瀬「オレ達はお好み焼きを食べに来たわけじゃ……!」


リカ「そんなん、分かってるって!」


私と一ノ瀬くんは背中を押され店へ入れられる



リカ母「ハァー……リカ、ちょっと……」



リカ「何?」


リカ母「リカ……あんたも見る目ないな〜あの可愛い女の子の方はともかく。あんなひょろーひょろーした男のどこがええねんな?」


一ノ瀬「えっ……!?」


A「ひょろひょろした男たってよ」(クスッ


一ノ瀬「Aも笑うなよ!」



リカ「お母ちゃんに言われとうないわ!自分かて、お父ちゃんに逃げられとるくせに!」



リカ母「なっ!!?」



リカ「そうやんか!お母ちゃんの目の方がよーっぽどくさっとるわ!あんな、クソ親父と一緒になるなんて!」


リカ母「へっ!あんたに男と女のこと分かってたまるかいな!」


A「ねぇ、一ノ瀬くん…………私、帰りたいんだけど……」(ボソッ


一ノ瀬「あ、あはは…………そうだよね…………あ、あの〜」


一ノ瀬くんが喧嘩中の親子に話しかける



リカ「何が!男と女や!ネズミみたいな顔して」


リカ母「ネズミ!? 」



一ノ瀬「あの〜」



リカ・リカ母「「あんたは黙っといて!!」」



一ノ瀬「はい……」



A「あ、あはは……ドンマイ」


私は一ノ瀬くんの肩に手を置く


リカ母「ホンマ気ィ悪いわ!ちょー出てくるわ!」


リカ「お母ちゃん、待や!」



リカ「ほら、サービス券。どーせ、たこ焼き食いに行くんやろ?これ渡したら、3個サービスしてくれるわ」



リカ母「フン!しゃーないな!貰っといてやるわ!」



お母さんの方はサービス券を受け取ると店を出ていった

100話 親子→



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作者名:桜舞姫 | 作成日時:2016年8月18日 18時

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