12話：合宿サプライズ！ ページ14
円堂「この、未来と書かれた枠のチームには、もう既に連絡は取れているから、こっちの全国大会の学校それぞれに、招待状を書いて出して欲しいんだ。」
貴方「わかりました。……地区予選の方は…。」
円堂「残念ながら、今回は参加校も多いだろうから、地区予選の学校まで招待は送れないんだ。」
貴方「それで、合宿場所と日時は？」
円堂「この二枚目の……ここに記載している。合宿場所は別府だ！」
貴方「べ、別府！？」
この様子じゃ、まだ合宿については
部員に説明していないだろうし、なぜ別府……？
円堂「宿泊施設と、試合場所は予約済みだ。二週間、みっちり練習できる！ああ、後。」
貴方「はい？」
円堂「木戸川清修にだけは、直接届けて欲しい。今日！」
貴方「今日！？」
円堂「すまないな。オレのサッカー仲間の忘れ物があってな。届けて欲しいんだ。ソイツ、木戸川清修で監督やってるから。」
貴方「わかりました。あの地図だけ、用意して頂けますか？」
円堂「ああ、任せろ！すぐ持ってくる。」
なんだか、初めてのおつかいみたいになってる…。
招待状を書きながら円堂監督の帰りを待っていると、マネージャー3人が話しかけに来てくれた。
瀬戸「A！どうした？監督との話は終わったのか？」
貴方「うん。今から木戸川清修中学に行くことになったの。」
空野「木戸川清修って……ええ！？今から！？1人で大丈夫？」
貴方「多分…。地図を貰ってから行くから。」
山菜「何かあったら、連絡してね。」
貴方「ありがとう。あの、ところで木戸川清修中学って……全国大会の相手だよね？」
瀬戸「そう！前年度ホーリーロード優勝校で、木戸川清修と言えば、サッカーの名門校！現監督の亜風炉照美は、円堂監督とも試合したことのある元世宇子中キャプテン！」
貴方「す、凄い学校なんだね。」
空野「一人一人の能力も高くて、強敵だったの。」
山菜「特に、キャプテンの貴志部大河くんは、練習の虫で、努力家だって。試合では見なかったけど、化身が使えるとか。」
貴方「け、化身…？」
よく分からないけど、とてつもなく
凄いということだけは分かった。
そんな人達相手に、雷門は勝利したんだよね。
合宿でまた再会したら、白熱した試合を見ることができるんだろうなぁ。
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作者名：暁兔 | 作者ホームページ：
作成日時：2022年2月18日 23時
