太宰さんが余りにも浮気性なので中也さんに手伝ってもらってちょいと懲らしめる筈だったんですけどこの状況なんですか？2！

お久しぶり。 ページ17

Aside




A｢安吾さん！｣





私は太宰さんと待ち合わせ場所に行って安吾さんの姿を見た瞬間、安吾さんの元へ駆け寄った。








安吾｢おや、Aさんも一緒ですか？おしさ久しぶりです。｣






彼は眼鏡をくいと上げると、太宰さんを一瞥した。







安吾｢これが、貴方達が欲している物です。｣







そう言って太宰さんに渡した物は、rageに関する資料だった。


マル秘と印がされた分厚い封筒だった。


ごくりと、息を飲んだ。







太宰｢嗚呼、ありがとう。安吾｣









A｢……rageは、一体何者なんですか。｣





私は安吾さんの眼鏡の向こうを見詰めた。








安吾｢rageは……









最低最悪の異能組織です。






ポートマフィアでさえ、対抗できるかわかりません。下手をすれば、返り討ちに……｣








その言葉を聞いて、耳を塞ぎたくなった。






首領は、そんな大層な任務を私達に託したのか。








胸騒ぎしかしない。

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