効果あるのか分かんないよねぇ。 ページ9
「で?次の作戦どうします?」
あの後、私と中也さんは、この前と同じBARで作戦会議をした。
もうここ、それ用のBARだね。
この時間だと人も少ないし、作戦会議にはうってつけなのだ。
中也「1回太宰からの連絡無視して見るか?」
「いやいや!それ任務の連絡だったら結構ヤバいやつですよ!!絶対にダメです!!」
私の首がちょん切れちゃう。
あ。でも。と私が続ける。
「塩対応で会話する。とか?流石の太宰さんもそれくらいしたら不思議に思うでしょ。」
中也「ああー。成程な。じゃぁ次はそれだな。俺は協力出来ねぇから、手前がしっかりやれよ?」
「いえっさー!」
執務室で任務の知らせをした時も、それなりに塩対応が出来ていたと自分では思っているが、今度はもっとちゃんとした塩対応をしよう!←
ちゃんとした塩対応って何だ。←←
「そんじゃぁ、飲みましょう!!今日は無礼講ですよ中也さん!!」
中也「何で手前がそれ言うんだよ!……まあいい。今日は俺が奢ってやるから、何でも好きなもん飲め。」
「え?そんな事言われたら私加減出来ませんよ?いいんですか?」
中也「少しは俺の財布の事を考えろ。」
「はぁい。」
中也さんは、決して私に今日の事を聞いてこなかった。
それは、優しさでもあり、彼の気遣いでもあった。
何で、唯の部下なんかにここまでしてくれるんだろう。
少し不思議に思った。
ーーーーーーーーー
「んーーー。もう飲めましぇぇんーー」
中也「ったく。先に潰れて寝る部下がどこに嫌がる。」
俺は溜息をつき、Aを抱えて家に向かう。
此奴の家は関係上良く知っているが、合鍵何て持っちゃいねぇし、鞄から勝手に取り出すのも気が引ける。
仕方ないので、自分の家に連れて行く事にした。
Aをベッドに横たわらせる。
「ん……太宰さん……。どぉ、して……」
Aの瞼に涙が浮かぶ。
俺はそれを、指で優しく拭ってやる。
中也「A……………………
・
・
・
俺にしろよ。」
その声が、こいつに届くことは無い。
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太宰亜里沙(プロフ) - 魔夢 (まゆ)さん» 太宰さんが終われば更新します! (2019年9月9日 21時) (レス) id: 9865e50aa1 (このIDを非表示/違反報告)
魔夢 (まゆ) - すみません泣きました (2019年9月6日 6時) (レス) id: cd9a959149 (このIDを非表示/違反報告)
魔夢 (まゆ) - 中也 中也 中也 中也 中也 中也 中也 中也 中也 (2019年9月5日 22時) (レス) id: cd9a959149 (このIDを非表示/違反報告)
魔夢 (まゆ) - ああああああ////おもろいよーーーーー^ (2019年9月5日 21時) (レス) id: cd9a959149 (このIDを非表示/違反報告)
魔夢 - 他の人もだしてあげてください…………ね? (2019年9月5日 21時) (レス) id: cd9a959149 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:太宰亜里沙 | 作成日時:2018年3月26日 22時