やってみるかぁー!!!! ページ7
翌日。作戦決行初日。
「緊張を通り越してワクワクが止まりません中也さん!どうにかして下さいっ!!」
中也「んぁぁ?知るか阿呆!ほら、もうすぐ太宰がここを通る時間だ。ほれ。手ぇ出せ。」
「ういっす!!失礼します!!」
そう言って中也さんと手を繋ぐ。
私と5センチくらいしか身長差無いのに、こんなにも手が大きく、包み込むようながっしりした手だったので、思わず顔を赤くして、大人しくなってしまった。
中也さんは、それを見逃さなかった。
ニヤリと笑う中也さん。
中也「なぁに照れてんだ馬鹿。本番はこれからだろ?」
「す、すみません……」
中也「まぁ。可愛いけどよ。そろそろ来るぞ?太宰の馬鹿。」
「は、はい…。…………ん?中也さん、今可愛いって、」
中也「あ、来た。」
な、何か話逸らされた様な気がするけど…。
まぁ、いっか。
太宰さんが此方に向かって来るのが見えた。
あ、まって、やっぱり緊張するわ。←
中也「行くぞ。手前は黙って俺に付いてこい。」
「た、頼もしいです!」
そう言いながら此方に歩いてくる太宰さんとの距離を縮める。
太宰さんが此方に気付いた。
私は、成る可く太宰さんと目が合わない様に下を向く。
中也さんと私の手は繋がれたまま。
太宰さん。
太宰さん……。
気づいて下さい。
私の、心の奥深くに。
太宰さんの表情は見えないが、彼の歩く足が止まったのは分かった。
更に胸が高まる。
私の不安な気持ちを察してか、中也そんが手を握る力を強くした。
「安心しろ。俺がいる。」
そう言っている様な気がした。
そのまま、私達は太宰さんの横を通り過ぎ、中也さんの執務室に入って行った。
「…………………っ緊張しったあああああ!!!何!?恐怖でしかない!!急に止まられて吃驚でしたよ!?」
中也「はは。手前すげえ不安な顔してたもんな?超ブスだったぞ。」
そう言って笑う中也さん。
「なっ!!ヽ(`Д´#)ノ ムキー!!中也さんのイケメンめぇー!!!!!」
中也「それはどちらかと言うと褒め言葉だぞ?笑」
「まぁ。取り敢えず作戦完了ですね!中也さん!効果があるかは、分からないけど。」
中也「あ?そんなのはじわじわと来るもんなんだよ。じっくり待て。」
「はぁい。」
そう言って、私達の1回目の作戦は終了した。
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太宰亜里沙(プロフ) - 魔夢 (まゆ)さん» 太宰さんが終われば更新します! (2019年9月9日 21時) (レス) id: 9865e50aa1 (このIDを非表示/違反報告)
魔夢 (まゆ) - すみません泣きました (2019年9月6日 6時) (レス) id: cd9a959149 (このIDを非表示/違反報告)
魔夢 (まゆ) - 中也 中也 中也 中也 中也 中也 中也 中也 中也 (2019年9月5日 22時) (レス) id: cd9a959149 (このIDを非表示/違反報告)
魔夢 (まゆ) - ああああああ////おもろいよーーーーー^ (2019年9月5日 21時) (レス) id: cd9a959149 (このIDを非表示/違反報告)
魔夢 - 他の人もだしてあげてください…………ね? (2019年9月5日 21時) (レス) id: cd9a959149 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:太宰亜里沙 | 作成日時:2018年3月26日 22時