解決も出来ないまま。 ページ36
私は自分の仕事部屋へ戻り、資料を整理しながら考えていた。
椅子に勢い良くもたれかかる。
貴方が誰を好きとか。
私が誰を好きとか。
もう、何もわからなくなっていって…。
「はぁ……やっぱり、私に恋愛なんて向いてないのかな…。」
もう、一層の事、太宰さんとも別れてしまった方が……
その方が、幸せなんじゃないかって、思ってしまう。
私は、自分の幸せを考えない人だから、
それくらい、自分でも、分かってるわよ…。
「…………めんどくさあぁああああい!!!!」
何でこんなことになったんだろう。
バチが当たったのかな。
太宰さんを嵌めようとしたから。
当たり前だよ。
こんな最低な彼女なんだから。
私がもし、太宰さんに別れを告げられるようなことがあったら…
私は、彼を引き止めるのだろうか。
?「そんなに面倒くさいなら、やめてしまえばいいのに。」
_______この声は、
反射的に警戒態勢を取る。
周りには、誰一人居なかった。
でも、あの声は絶対に気の所為なんかじゃない。
「…………出てきなさいよ。」
私は何時でも異能を使える体制を取った。
私の異能は、春の雪。
自然のもの全てを操り、変形させることが出来る異能だ。
戦闘向きではあるが、体術使いの私はあまり此異能を使わない。
暫くの間、沈黙が部屋をそっと支配した。
刹那。
ごつっ!
鈍器で頭を殴られた様な感覚を感じた。
私の意識はそこで途切れた。
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太宰亜里沙(プロフ) - 魔夢 (まゆ)さん» 太宰さんが終われば更新します! (2019年9月9日 21時) (レス) id: 9865e50aa1 (このIDを非表示/違反報告)
魔夢 (まゆ) - すみません泣きました (2019年9月6日 6時) (レス) id: cd9a959149 (このIDを非表示/違反報告)
魔夢 (まゆ) - 中也 中也 中也 中也 中也 中也 中也 中也 中也 (2019年9月5日 22時) (レス) id: cd9a959149 (このIDを非表示/違反報告)
魔夢 (まゆ) - ああああああ////おもろいよーーーーー^ (2019年9月5日 21時) (レス) id: cd9a959149 (このIDを非表示/違反報告)
魔夢 - 他の人もだしてあげてください…………ね? (2019年9月5日 21時) (レス) id: cd9a959149 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:太宰亜里沙 | 作成日時:2018年3月26日 22時