因果応報なんてくそくらえ。 ページ25
「中也さん。噂、聞きましたか?」
報告書の確認を頼む為に執務室に来た序に、小声で問うた。
彼は報告書から目を外し、こちらを向いた。
中也「おう。聞いたぜ。手前が流したんじゃねぇのも知ってる。」
彼は何処か掴めない表情で応える。
この様子だと、彼も噂を流した犯人を知っている様だ。
「……あの子、ですよね?」
そう言うと、彼は察したようにああ。と呟く。
中也「さっき、執務室に呼び出した。吐かせようと思ったが、無理だった。」
「え!?呼び出したんですか!?」
す、凄い…。強い………!
流石五代幹部。
「凄いです、尊敬です。イケメンなだけありますね!」
中也「ありがとな………ん?イケメンは関係ねえよ!?」
んんんデジャブ。
素晴らしいツッコミ、感謝です。
中也「まぁ、噂なんざ後でどうにでも処理できるさ。………これから、どうする?太宰が手前を問い詰めるかも知れねぇ。」
確かに、その可能性も捨てられない。
でもあの太宰さんだ。
デマだと分かってくれているかもしれない。
中也「なぁ、A………。」
「はい。なんですか?」
中也さんは下を向いていて表情が分からない。
中也「手前は、まだ太宰が好きなのか?」
好き、か…………。
「…………好きですよ。今でも。だから、尚更私は太宰さんに謝って欲しいんです。」
私が嫌いならそう言って欲しい。
はっきりしたいだけだ。
中也「…………そうか。ならいい。……この報告書は良いから、次の仕事をしてくれ。」
「分かりました。」
少しだけ中也さんの様子が可笑しかったけれど、私は彼に従って執務室から出ようとした。
中也「A。」
刹那、中也さんに引き止められた。
私は中也さんの方わ振り向いた。
「何ですか?」
彼は、私の目を見ていう。
中也「今日、夜から空いてるか。」
BARのお誘いかな。
「はい。大丈夫ですよ。作戦会議ですか?」
中也「…………まあ、そんな所だ。でも、今回はロイヤルホテルのレストランで飯でも食おうぜ。」
「……はい。分かりました。」
今日は気分でも変えたいのだろうか。
中也「手前の部屋まで迎えに行くから、待っとけよ。」
中也さん、この状況なんですか??→←好きの定理。(過去編3)
2696人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「文豪ストレイドッグス」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
太宰亜里沙(プロフ) - 魔夢 (まゆ)さん» 太宰さんが終われば更新します! (2019年9月9日 21時) (レス) id: 9865e50aa1 (このIDを非表示/違反報告)
魔夢 (まゆ) - すみません泣きました (2019年9月6日 6時) (レス) id: cd9a959149 (このIDを非表示/違反報告)
魔夢 (まゆ) - 中也 中也 中也 中也 中也 中也 中也 中也 中也 (2019年9月5日 22時) (レス) id: cd9a959149 (このIDを非表示/違反報告)
魔夢 (まゆ) - ああああああ////おもろいよーーーーー^ (2019年9月5日 21時) (レス) id: cd9a959149 (このIDを非表示/違反報告)
魔夢 - 他の人もだしてあげてください…………ね? (2019年9月5日 21時) (レス) id: cd9a959149 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:太宰亜里沙 | 作成日時:2018年3月26日 22時