本当の災厄。 ページ20
翌朝。
いつものようにポートマフィアの拠点に向かった。
すると、思わぬ事が起こっていた。
「おはよー……」
寝惚けた声を上げる。
すると、私の部下の華がこちらに向かって走って来た。
物凄い形相で。
怖いよぅ。
「どうしたの華ちゃん。何かあった?」
臨時の任務なら報告なんて当然貰ってないし。
私の部下で怪我を負ったなんて報告もない筈。
華「せ、先輩って………」
「ん?私の?」
華ちゃんは言葉を濁す。
そして、意を決した用に言う。
華「中原幹部と付き合ってるんですか…。
昨日、ホテルで腕を組んで2人が歩いている所を太宰幹部の部下が目撃したって…。先輩って、太宰幹部とお付き合いしてたんですよね…。もしデマなら、先輩…………。」
なんだそりゃ。
昨日は確かに一緒には居たけど、ホテルになんて行ってないし腕も組んでない。
中也さんにデマを流して欲しいともまだ頼んで無いし、私も流してなんてない。
第一、私たちが流すデマはキスした所という設定だ。
太宰さんの部下が目撃した…?
ふと。あの女を思い出した。
「治さんと別れて下さい!!」
………………彼奴か。
まあ、やってくれるよね。
可愛い顔して結構やるじゃない。
華「………先輩?」
華ちゃんが私の顔を伺う。
「あ、うん。大丈夫だよ。デマは私が抑えとくから。安心してよ。」
華「はい。それなら、いいんですけど。」
「うん。ありがとね。じゃぁ、仕事に戻った戻ったー!!」
私は華ちゃんの背中をグイグイと押した。
廊下で、ただ1人。
「………太宰さんの耳には、この噂、届いてるんだろうな。」
私は、口角を上げた。
貴方の下手くそな演技にも、作戦にも踊らされたりなんてしない。
寧ろ、倍にして返してやる。
「待ってなよ。太宰さん…。」
貴方を、懲らしめてあげるよ。
懲らしめるだけでいい。せめて、謝ってください。
そしてまた、前みたいに楽しく、過ごしたいです。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
俺は、ある人を自分の執務室にまで呼び出した。
今日、ポートマフィアの1部に妙な噂が流れた。
全く。世の中には下世話な奴しか居ねぇのかよ。
ノックと声が扉の前でした。
「入れ。」
そいつは、失礼します。と言ってこちらへ来た。
「噂を流したのは手前だな?」
目の前の女は、気味悪く笑った。
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太宰亜里沙(プロフ) - 魔夢 (まゆ)さん» 太宰さんが終われば更新します! (2019年9月9日 21時) (レス) id: 9865e50aa1 (このIDを非表示/違反報告)
魔夢 (まゆ) - すみません泣きました (2019年9月6日 6時) (レス) id: cd9a959149 (このIDを非表示/違反報告)
魔夢 (まゆ) - 中也 中也 中也 中也 中也 中也 中也 中也 中也 (2019年9月5日 22時) (レス) id: cd9a959149 (このIDを非表示/違反報告)
魔夢 (まゆ) - ああああああ////おもろいよーーーーー^ (2019年9月5日 21時) (レス) id: cd9a959149 (このIDを非表示/違反報告)
魔夢 - 他の人もだしてあげてください…………ね? (2019年9月5日 21時) (レス) id: cd9a959149 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:太宰亜里沙 | 作成日時:2018年3月26日 22時