チア部の部長は北くんが好き。【北信介】【HQ】

9エール ページ10

Aside



突然振られた爆弾すぎる質問に、私は固まった。





A「えっどぅっどっどうして！？」



隣でみあの吹き出す声が聞こえる。はずかてぃい。





北「いや、さっきかっこええなって言っとったから、侑の事」



そう言う北くんの表情は、いつもとまるで変わらない。




どうしようこれはなんとこたえるべきか……






A「かっこいいとは普通に思うけど、タイプではないかな！」






よっしゃ言ってやった！宮くんごめんタイプじゃないとか言って！！


















北「ふぅん、じゃあどんな奴がタイプ？」























そっ、それ聞くぅぅぅ！！！！！？








またもやみあの吹き出す声。

こっちは崖っぷちだ。みあ笑ってへんと助けて！









A「え〜そ、そうやなぁ〜



し、強いて言うなら、優しくて、しっかりしてる人、かな」








うん、めっちゃ北くんです。








北「…そうか、」






北くんは少し間を置いてそう言って、また机の上の参考書と向き合い直した。









…え？あ、終わりっすか？北ぱいせんは教えてくれないんすか？あ、おっけいです。







私も机に向き合おうとすると、笑いを必死にこらえているみあが横目に入った。





みあ「A百面相しすぎ笑」




A「えっ見えてるん！？」




みあ「丸見えやわあほ、いやー、朝から笑わせてもらったわどうも」



A「笑ってたん知ってるしな！？」




小声で北くんに聞こえないようにこうやって話すのは、一体何度目やろう……





そんな事を思いながら、私は朝のSHRが始まるまで少し勉強をした。





























北くんがこちらを見ているとは知らずに。






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