朝の来ない夜はない

夜−８− ページ15

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「ホソクー？お風呂ありがとう。髪の毛乾かしてー！？」





また、バスタオル一枚で出ていく。

今日は、どうかな？






『ちょ、ちょっと、A！だから、服を着なさいって！今日までスウェットで我慢してって！』







大げさな、と思うくらいの表情と身振り手振りで、止めるホソク。
やっぱり面白い。そして、可愛い。





「セクシーな部屋着、要らなくない？」





『だから、だから、可愛い系のにするって！！』






クスクス笑っていると

ホソクが、優しく微笑みながら…



『A、笑顔が可愛いよね。すっぴんだし、俺よりも歳下みたいだよね。甘えん坊だしさ。』






やだ、そんな事急にいわれたら…こんな格好でいるのが恥ずかしくなっちゃう。







『うるさいなぁ…童顔なの、ちょっと気にしてんのに。もぅ。』






今度は、私がブツブツ言いながら、着替えに戻る。








ダボダボだからいいや。
上だけ着て戻る。


「ドライヤーしてー！」





『だから、下は！？それ、その…足が！ほら、ギリギリじゃん！』




「いいじゃん？ちゃんと隠れてるし、下着履いてるから。
ズボン長すぎだし？ホソク意外と足長いのね？」






『え？そうかな？へへっ。』




「早くー！ドライヤぁ！」





本当は
こんなに、甘えられるのは
ホソクだからなんだよ。



ホソクだから、こんなに素を出せるんだろうなあ…






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