鈍感7☆ ページ9
Sideレオ
保健室に着いたはいいがAを抱いているから両手が塞がって扉を開けることが出来ない
だけど運良く扉が足が入れるぐらい開いていたから足を使って開けた
レオ「先生はいるか!?」
陣「朝から元気だなぁ…俺は二日酔いでタヒにかけなんだぞ」
奥から出てきた先生があくびをしながら近付いてきたらAが嫌な顔をしていた
すげえ酒臭っ!!
『教師のくせに学校でお酒飲むなんてバカですか?』
陣「うわっ、教師に向かってバカはないだろ?」
『本音を言っただけです。それよりレオ降ろして…そろそろ戻らないと授業に』
レオ「ダメだ!今日は大人しく寝てろ!おいおじ…先生!ベッド空いてるか?」
やべっ、おじさんって言うところだった!
陣「今おじさんって言いかけなかったか…?右側のベッド以外なら空いてるぞ」
レオ「わかった!」
真ん中のベッドにAを寝かせ布団を掛けた
『レオ、眠くないから』
レオ「3週間も寝てないんだろ?よく見れば目の下に隅が出来てるぞ!化粧で隠してもおれの目は誤魔化せないぞ!」
『でも…』
レオ「そこまでして寝たくないんだ?」
『…』
おれの言葉でAは黙り、布団を握っていた手が小さく震えていた
怯えるぐらい怖い夢を見るのか…?
ポンポン…
『!』
レオ「おれがずっとそばにいるから安心して寝ろ。それでも不安なら手を繋いでやる」
『レオ…』
レオ「それに怖い夢見たら人に喋ればすっきりするって聞いたことあるからどんな夢を見るのか言ってみろ!」
『……いなくならないで…』
レオ「A…?」
Aの声も震えて、目には涙が溜まっていた
『暗い闇でレオを呼んでも来てくれない…泣き叫んでも走ってもレオがどこにもいなくてっ』
レオ「…」
『やっとレオ見つけたと思ったらあんずの方へ行って…皆があんずを頼って私を見てくれなくなるっ…誰も私を必要としてくれないっ…』
ついに涙を流しておれの袖を掴むAは今まで見たことない
いつも笑ったり、怒ったり、ホラー映画を見た時は泣き顔は見たけど、今日初めて恐怖で泣く姿は胸が締め付けるように痛い…
『だから寝たら悪夢を見るから…それに仕事を少しでも休んだら私を必要してくれない…いつか私が消える時までは…皆に必要とされたいの…』
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ゆん(プロフ) - 神の子兎のパスワード教えてください! (2019年7月20日 19時) (レス) id: 35cbbdbcc5 (このIDを非表示/違反報告)
桜妖殿(プロフ) - 今修正中ですが、パスワードを教えます。reo0505 (2017年11月29日 21時) (レス) id: 5774c21632 (このIDを非表示/違反報告)
くらやみ(プロフ) - あの、信じる「王様」のパスワードを教えていただけないでしょうか? (2017年11月28日 22時) (レス) id: 0cf43f05e7 (このIDを非表示/違反報告)
桜妖殿(プロフ) - 続編を公開をしたので見てくれると嬉しいです! (2017年7月6日 23時) (レス) id: 5774c21632 (このIDを非表示/違反報告)
Seira(プロフ) - あの続編のパスワード教えていただきたいのですが、構いませんか? (2017年7月6日 18時) (レス) id: a48e24b9ac (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:サクラAI | 作成日時:2017年5月28日 0時