第11話 ページ13
「せや、タオルとか置いといたらな」
夕方平子は着替えとかを持ってきてたからタオルだけの用意で済んで良かった
そう思い 脱衣所の扉をノックしてからガラリと開ける
「平子〜タオル置いとくなあー」
そう言うて、タオル置いて振り返ったと同時に
浴室の扉が空いた
平子「ふーっ、…………あ」
「っ〜、、、ご、ごめんなさあああああああい!」
すぐ出ていった
平子「……びっくりした」
ーーー
平子side
風呂はいってたらなんか音がした
まあ、Aがなんか作業したんやろ
扉の音がしたから出てったと思って
浴室から出たらAがおった
Aは顔を真っ赤にして、謝って出ていった
ーーーー
平子「A、ありがとうな、、その、、不慮の事故やし、、、気にしやんとき」
そう言うて平子は頭を撫でてくれた
「ご、ごめんね……お風呂はいってくる」
そう言うてウチも浴室へ向かった
「……ふう、、、、」
湯船に浸かりボーッとした
しばらくして、風呂から上がりネグリジェに着替える
「平子、お待たせ」
平子「おーう、、、っ、、可愛ええなあ」
「!やろ!これすごくお気に入りなんよ」
ネグリジェは黒と紫で、お気に入りだ
平子「え、あ、おや、、その。」
平子『 Aの事やねんけどな 』
「髪乾かしてくるわ」
そう言うて行こうとすると
平子「今日は俺が乾かしたるわおいで」
そう言うて手招きする
「じゃあお願いする」
そう言うてドライヤーを渡す
平子「なあ、、A」
「んー?」
ドライヤーを当てながら平子が、名前をよぶ
平子「…………好きやで」
「?聞こえへんー」
平子「呼んでみただけや、ほら、乾いた」
そう言うてドライヤーを止め
平子が髪をとかしてくれる
「ふふ、、ありがとう」
平子「ほら終わった」
そう言うて頭を撫でる手は大きくて優しくて
夢の中の人も、撫でてくれた人を思い出すが
顔と名前がどうしても分からん
「平子、ウチそろそろ寝ようと思うんやけど、、、」
平子「俺はもう少ししてからにするわ、Aは先寝とき」
そう言うて、微笑む彼を見て
何故か
胸の鼓動が高鳴った
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作者名:ルナトリガー | 作成日時:2019年1月16日 3時