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『あ、あの…』
「…」
『えっと…』
「…チッ」
『白河くーんん！！』
なぜ！！？
なぜ今白河くん！？
白河くんなんて冷たくて私が泣いても助けてくれないただのひどいやつじゃん！！
こんな子と一緒に行って私いきて帰ってこれるのこれ！？
『ね、ねぇ…もうすぐ私らの番だよ。い、いい、行こ？』
「……さっさと終わらせろぶた」
『もうお化けより白河くんが怖い』
私より先に歩く白河くんについていき、御幸から懐中電灯を手渡された。
つってもか細い光しか出せない小さなやつだけど。
「じゃ、Aさん頑張ってください☆」
『なんでそんなに楽しそうなのお前』
「いやぁ、この組み合わせ戻ってくるまでになにが起こるかなって」
『………あの、白河くんとんでもない眼力で睨んでるからもうその話やめよ』
そうしてなにも喋らない白河くんと夜の暗い道に足を踏み入れた。
ホー…ホー…
『……』ﾋﾞｸｯ
「……」
ガサガサッ
『……』ﾋﾞｸｯ
「……」
ザッ…ザッ……
『……』ﾋﾞｸｯ
「…うっぜぇ…」
『し、白河くんが怖い…』
あーー、どうしよう白河くんの腕を掴みたい。
思いっきりしがみつきたい。
こんな欲望を白河くんに抱く私を殺したい。
「肝試しぐらいどうってことないじゃん」
「Aさぁぁん…」
『嫌ああああああ！！！』
真顔の白河くんの後ろに誰かが手を出してきた。
私は叫びながらダッシュで先へ進む。
「あ、白河…」
「……」
「……Aさん追いかけろ」
「矢部キモい」
「白河ぁあ！！」
なんて会話してたのも気づかずに現役野球部を置いて走る私って結構すごくない？
って思ってたらドンっと誰かにぶつかった。
いててと顔を上げると、狐の仮面を被った幽霊みたいなのが私を見下ろしてた。
『あ"あ"あ"ぁぁあああ！！』
なにあれなにあれ、ここに神社なんてねぇよなんで狐がいんのぉぉ！！
つーか白河くんついてきてねぇし！！
ここどこよ！！
懐中電灯は白河くんだし、携帯は御幸に取られたし、迷子だしぃぃ！！
『………ま、まじでここどこ…？』
いい歳こいてガチの迷子です。
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「(あのぶた……俺らより足速いんじゃないの…)」
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桃福(プロフ) - 私福井県生まれ福井県育ちなので、はよしねまでびっくりされるのめっちゃわかります！！ (2019年11月21日 8時) (
レス) id: 66127a5497 (このIDを非表示/違反報告)
朝霞 - 勘違いならすみません…でも似てる部分が多くて… (2018年5月21日 10時) (レス) id: 277a851dae (このIDを非表示/違反報告)
朝霞 - 他の作品の盗作ですか？ (2018年5月21日 10時) (レス) id: 277a851dae (このIDを非表示/違反報告)
でびるどーる - オオムラサキさん» マジですかありがとうございますー！他作品も見てくれてるなんて超嬉しいですっ…！不定期更新ですが頑張ります！！ (2017年9月5日 21時) (レス) id: bcb3d65f76 (このIDを非表示/違反報告)
オオムラサキ - でびるどーるさんの作品大好きです！倉持のと美男美女も全部見ました。最高でした。これからも更新頑張ってください！！ (2017年8月30日 20時) (レス) id: 9910ac75da (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：でびるどーる x他1人 | 作成日時：2017年5月21日 20時
