95*海 ページ8
『おわぁ…』
「さっきからそれしか言えてないよ」
『…………塩だね』
「そりゃね」
『えっえっえ…おわぁ……
でもわたし初めて見るんだよね!海!!』
そしてこけた。
盛大にこけた。
砂浜にずぼってなった。
_____________________
________________________________
_________________
「…なら」
先生に何がいいか聞いてるのに
さっきから笑ってばっかで一向に答えてくれなかった。
やっと笑いが収まって、何か考えるそぶりを見せた。
さっさと答えろやこのハゲが。
うざい。
『…さっさと言ってくーださい』
「別に物じゃなくてもいいんですよね」
『うん』
「じゃ、”思い出”で」
『重いで?』
「思い出」
『……どゆことですか』
「どっか行こうかって話、思い出になるような」
『なるほど』
「理解していただけましたか」
『ばっちぐーよへいへい』
「どこでもいいよ、君が決めて?」
『そこは先生が決めなよ』
「先生は君が決めるって決めたから」
『頭おかしいんじゃないの』
「でどこ行きたい?」
『海』
「早いな」
行ったことないもんで。
57人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ちせ(プロフ) - この小説とても大好きです!応援してます! (2022年8月25日 2時) (レス) id: 61a11b1849 (このIDを非表示/違反報告)
Sakura(プロフ) - この小説好きです!更新頑張って下さい! (2018年8月12日 13時) (レス) id: 25171f0d20 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ぱふぃ | 作成日時:2017年10月3日 21時