93*自分 ページ6
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そんな私は人と目を合わせるのが嫌いだった。
やめてほしい。
汚い、嫌な自分をじっくり見ないでほしい。
ばれたくない。
私本当に嫌な人間なんです。ってこと。
だから人と目は合わせないようにしてたし。
合わせるのが死ぬほど嫌だった。
大事な人と話すときは目を見て話す。
それくらいはしてたけど。
上手くやってたけど。
別に周りの人に目なんか合わせなくても
誰も咎めないし。
でも、この人は
先生は。
目、逸らさないで、って。
言った。
言ってくれた。
初めて人から、”自分”を求められてる、
必要とされてる気がしたの。
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ちせ(プロフ) - この小説とても大好きです!応援してます! (2022年8月25日 2時) (レス) id: 61a11b1849 (このIDを非表示/違反報告)
Sakura(プロフ) - この小説好きです!更新頑張って下さい! (2018年8月12日 13時) (レス) id: 25171f0d20 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぱふぃ | 作成日時:2017年10月3日 21時