【黒バス】大家族の17人目として生まれました！！４

休日 ページ25

〜紫原side〜

久しぶりに家に帰ってきて
今日はのんびり皆にお菓子作って
帰りを待ってようと思ったら
Aが熱出して看病中


でも、昨日の夜に
ピークがきたみたいで
今は随分と落ち着いてる

あ「絵本読んで〜？」

それでもやっぱり
いつもと違って落ち着いてる

紫「うん、いいよ〜」

あぐらをかいた上にAを乗せて
絵本を広げる

足から伝わる体温は
まだどこか温かく少し心配になる


紫「昔昔、あるところに〜…。」


読み進んでいくうちに
ちょくちょく見せる笑顔が
少し安心する

どんどんと時間がたつにつれて
Aの頭が上下左右に動きだす

そろそろしんどくなってきたかな


朝に薬を飲んでから
もうずいぶんと時間がたっていて
ちょうど切れ始めた頃かも知れない

紫「A？
そろそろ少し寝よう？」

声をかけて本を閉じると
限界だったようで黙って向きを変え
しがみついて顔をうずくめた


紫「しんどいなら
はやくいいなよ〜」

あ「…。」

ゴシゴシと顔を
擦りつけてそのまま
眠ってしまった


そっとベッドに寝かせて
冷蔵庫をあさる

紫「なんもないじゃん…。」


冷蔵庫の何も無さに呆れた


日「ただいま！」


そこの順平が
タイミング良く帰ってくるもんだから

紫「ちょっと、A見ててくれる〜？
さっき寝たとこだから
起きないと思うし、
何かあったら携帯に電話して？

ちょっと買い物
行ってくるから〜。」

日「え！？
1人で？」

紫「ほんとに今さっき
寝たとこだし、
すぐそこのスーパーに
行くだけだから大丈夫だよ。」

日「うん…、わかった…。」



自信のない順平に
ちょっと不安になったけど、
ほんとにさっき寝たとこだし
大丈夫だと思って
任せて家をでた



ほんの１０分くらい
大丈夫だって…

その間に買い物できたら
栄養の高いゼリーだって
作ってあげられるって

思いたかっただけかもしれない

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