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孤独 ページ12

〜宮地side〜

気持ち悪くて気持ち悪くて
なんかよくわからなくなって
何回何回えずいてもうまく吐けない

ザーと雑音が聞こえて
周りの音が聞こえてこない
ドッドッドッドッドッドッドッ…
心臓が激しく波打つ音が頭に響く

体が震える
幸にぃが背中をさすってくれてる感覚はあるのに
その手の暖かさが伝わってこない

息が詰まって
うまくできなくて
吸っても吸っても体が
酸素を求めてる気がした


ヤバい…
俺死ぬかも…



そう思った時




バンッ!!!!






背中を思いっきり叩かれて
そしたら胃の中に合った
気持ち悪いものがグッと
一気に上がってきた









〜笠松side〜

もう、俺の声も聞こえてないみたいだったし
吐けたらいいかなんて、安直な考えで
思いっきり背中を叩いてやった

そしたらまぁ
スッキリはしたみたいで
吐いた後は水のまして
そのまま寝かした




朝になって朝食をとるために
食卓を囲むと
どう考えても顔色がよくない

緑「清志?
顔色が悪いぞ。
どこか体調でも悪いのか?」

宮「いや、ちょっと寝不足なだけ
大丈夫だから」

緑「無理はよくないぞ
しんどかったらすぐに…」

宮「わかってるよ!」

清志は真太郎の言葉を
途中で攻撃的に遮って
朝食を半分以上も残して
学校に向かってしまった

それからどんどん清志の食は
細くなっていった


成績はと言うと
食の細さとは反対に
どんどんと不気味はほどに
上がって行った









笠「おい。」

赤「なんだい?」

ちょっとした沈黙が生まれる

赤「言いたいことはわかるよ

でも俺はあれから指導してない
むしろ清志の方から
質問に来るくらいだ。

成績が上がってるのは好ましいが
一度母さんに清志の隠し撮りの写メを送ったら
筋肉が落ちたのもあるだろうが
この2週間程度で
5キロは痩せてるらしい」

笠「マジかっ!!!
無理矢理でも喰わすか?
このままじゃ倒れるだろ」

緑「それは逆効果なのだよ
体が受け付けていなければ
食べたところで意味がない…」

3人で目線を下げたそこには

あ「…?」

長いフランスパンを食べているA

赤「何してるんだ…?」

あ「パン食べてる」

笠「それはみたらわかる」

あ「…?」

緑「全部食べたらお腹を壊すのだよ」

あ「じゃあ清にぃにあげてくるね!」

赤「えっ!?」

緊張の糸→←ストレス



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M・Mっち - スッゴい爆笑しました!面白かったです。出来れば、主人公ちゃんの高校になったバージョンも書いてください!めっちゃ気になります《*≧∀≦》 (2017年8月25日 15時) (レス) id: 95655e0ce7 (このIDを非表示/違反報告)
なちゅ - すっごいおもしろかったでーす! (2017年2月24日 20時) (レス) id: 753bcca2df (このIDを非表示/違反報告)
神奈(プロフ) - 面白かったです(*´艸`) (2016年9月27日 13時) (レス) id: ea512469e5 (このIDを非表示/違反報告)
翔子 - おもろかったー (2016年9月24日 14時) (レス) id: e30596583d (このIDを非表示/違反報告)
千里(プロフ) - 完結おめでとうございます。面白かったです!この間スーパーで「大好きなのは〜向日葵と金〜」って歌ってる子供がいましたwww (2016年8月7日 2時) (レス) id: eb1e81f969 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:だいふく | 作成日時:2015年2月7日 16時

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