かもん！カラ松ガール

24松．松野家兄弟会議 ページ24

緑)｢……え、ナニコレ｣

ひとり理解していないチョロ松が訝しげな顔をで周りを見渡す。

そこにはノリノリの兄弟しか居ないが。


赤)｢なにってお前……松野家兄弟会議だろーが｣

緑)｢いや、初耳だよ？こんな企画前からあった！？｣

おそ松がやれやれといった表情でチョロ松を見つめる。


桃)｢先生ー！今日の議題は何ですかー？｣

緑)｢いや、聞けよ。つか、先生って誰｣


そこにトド松が挙手して、話を進めた。


赤)｢こほんっ……今日の議題はこちら！！｣



赤)｢Aちゃんについてどう思うかー！！｣


いえーい、といった気のぬけた歓声が湧き上がるのをチョロ松は呆れ返りながらにたしなめる。


緑)｢おい、Aちゃん達が起きちゃうだろ！！もうちょっと静かに！！｣

素直に従うほか5人。

赤)｢……ふー、ぶっちゃけさ。お前らAちゃんのことどう思ってんの？｣


うーーん…。

暫らく考えるような声が浮かんだかと思うとひとりが挙手した。

赤)｢はい、トド松君｣

桃)｢えっと、僕的にめちゃめちゃタイプだよ？ああいう、性格が着飾ってなくて可愛い子。｣

顎のあたりに人差し指を当てながら、澄んだ目で答えるトド松。

赤)｢だよなー！｣


紫)｢……でもさ、なんかズボン脱いだりしたじゃん。無意識に男の欲誘っちゃう子ってどうなの｣

挙手は一応しながらダルそうに答える一松。


緑)｢分かる！あれはヤバイよな！！｣

もう反論することに疲れたのか、自分もノリノリで話についてき始めたチョロ松。


桃)｢確かにねー、あれはなんかもう凄かったわ。ちょっと見えてたし｣

赤)｢十四松なんかタッティーしてたしな｣

黄)｢えへへ……｣

緑)｢いやそこ照れるかな普通｣

後頭部に手を置きながら、笑う十四松を横目にチョロ松が突っ込む。



赤))｢……トト子ちゃんと比べた奴いる？｣



核心を突く言葉に一瞬空気がよどめく。


桃)｢まあ、ちょっとは……ね｣

緑)｢正直言ってトト子ちゃんには勝てないよなぁ……｣

紫)｢あんなに俺らのドストライクな性格の子、なかなかいないし…｣



正直な言葉なのだろう。

皆がそれを機にお開きにしようかとすると。









青)｢そうか？俺はAちゃん好きだぞ？｣

黄)｢僕もAちゃん大好き！！！｣


先程までほとんど喋っていなかったカラ松に次いで十四松が放った。

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