15松．使用方法を考えてご利用しましょう ページ15
さっきまで一言も喋っていなかった紫色の彼……いわゆる一松さんが相変わらず目を半分開いた状態でこちらに目を向けてくる。
な、なんだ。
あ)『は、はい！なんでしょうか？』
紫)｢いや、別に大したことじゃないんだけど……それさ、俺のだよね？｣
一松さんが指さす方向を辿ると、それは今私が着ている借り物のジャージズボンだった。
あ)『あぁっ！！すいませんっ！その、借りまして……』
紫)｢……勝手に？｣
あ)｢あ、いえあの……カラ松さんが｣
紫)｢チッ…やっぱりクソ松かよ｣
薄々気づいていたが、やはりカラ松さんのことを口にすると嫌そうに舌打ちをする一松さん。
こ、こわい…。
あ)｢……すっ、すいません！あ、私今すぐ脱ぐんで！！｣
紫)｢えっ…、ちょっ！はぁ！？ストップ！！｣
慌てて脱ごうとすると、一松さんは、勢いよく下ろしかけていたズボンのゴム部分を掴んで制止する。
急な彼の大声に先程までわいわいしていた他のメンバーもこちらを見て、ビックリしたような顔をしていた。
紫)｢おまっ……えぇ！？何してんの！？｣
あ)『えっ、いやだって下にスパッツぐらい履いてますし、いいかなって…』
紫)｢ちげぇだろ！そういうことじゃねえんだよ！｣
柄にもなく大声をあげる一松さんに内心驚きながらも話すと、有り得ないとでも言うような表情だ。
あ)｢……あのっ。痛い、です……｣
さっきからずっと腰の位置に手を当てられて、その手が強まるせいか、痛くなってしまう。
紫)｢えっ……あ、ごっ、ごめん……｣
ずっと抱き合うような状態になっていたことを気づいたのか、一松さんは顔を真っ赤にして手を放す。
暫らく2人の間に沈黙が走るとー、急に一松さんの腕をおそ松さんが引っ張り、六つ子全員が円をつくってヒソヒソと話をし始めた。
ひとり、円からはずれ、なんの話をしているかも分からない私……つらい。
そのときだったーー。
｢あら、もう起きてたのね｣
ガラリと襖を開けて登場したのは、少し年をとった女性だった。
薄い黄色の長袖と、緑色の膝丈スカートを着たそのうえに、白い年季の入ったエプロンをつけている。
後ろでまとめあげられた茶色い髪と、大きな丸メガネ。口周りの皺を除けば、それは六つ子そっくりだということが伺える。
こ、このお方は……。
六)｢か、母さん……｣
母)｢……あら、その女の子は誰？｣
松野松代の視線は、少女に向けられた。
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はーちゃん - いやいや、ナニコレ？ 神じゃない？神だよね？かっこよすぎぃぃ！カラ松愛してる！ (2019年10月7日 21時) (
レス) id: b8b64e89ad (このIDを非表示/違反報告)
白夜水怜 - カラ松ヤバい！かっこよすぎます！ありがとうございまぁぁっす！続き楽しみにしてます！ (2018年8月5日 14時) (レス) id: 9cdfd637cb (このIDを非表示/違反報告)
土影くろま(プロフ) - 続きが気になる (2017年11月28日 14時) (レス) id: 046a54540f (このIDを非表示/違反報告)
retsuya-yuuta(プロフ) - 続き気になります。カラ松イケメンすぎる////作者さんは何松が好きなんですか？俺はカラ松ﾎﾞｰｲですww (2017年11月23日 0時) (レス) id: f437c536c5 (このIDを非表示/違反報告)
新門アカツキ(プロフ) - お久しぶりです！そしてありがとうございますッッ！！初め見た時は発狂しましたよ(笑)書いていただいただけでも嬉しいのに、まだ続くとはっ！楽しみすぎて踊りだしそうです(笑)また気長に待たせていただきますね。頑張ってください！ (2017年11月17日 23時) (レス) id: 20413c34ea (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：抹茶餡蜜 | 作成日時：2016年5月25日 20時
