【黒子のバスケ】0人目のキセキ【WC & EXTRA GAME】

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黒「…おそらく、ＷＣ初日…赤司君が火神にハサミを向けた時飛んできたボールは、彼女が投げたんだと思います。」




黒子は全てを話し終わった後、思い出したように言った。









火「あのボールを……。」




降旗と火神は、あの瞬間を思い出す。

なるほどあんなにピンポイントでハサミを狙えたのは、そう言うことだったのかと納得した。





火「…まあ話を聞く限りは、いい奴みてーだな。今まで出会ったキセキの世代みてーに、自惚れてる感じはしねぇ。」







リ「そうね。


たしかに3年前の帝光中に、女帝と称される選手がいたような……気もするけど。鮮明な記憶ではないわね。



それより、そんなに実力があるなら、なぜ今は無名なのかしら？ＷＣ、インターハイにも出てないみたいだけど…女子バスケットで活躍してるわけでもなさそうね。」






リコの発言に、皆うんうんと頷いた。

ここまで聞けば、Aが今なにをしているのか気になるのが当然だが…









黒「実は、Aさんが今何をしているのか、僕もはっきりとは知らないんです…。



さっきも話したように、アメリカにいるっていうことしか…。」








「「…。」」









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悶々とした雰囲気で、遂に話は終わってしまった。







そして次の日からはまた、練習に打ち込む日々が始まるのだが…。








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彼らが黒裂Aと出会うまで、あと数日________






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