それから。シルクside ページ23
それから、マサイ意外のフィッシャーズのメンバーにもAを紹介した。
もちろん、喰種ってことは秘密。
皆、最初は驚いていたけど祝福してくれた。
俺はいい友達を持ったと思う。
A「ねー、諒さん?」
シルク「ん?」
今はその帰り道。電灯がぽつぽつと、光夜が蛍のように光っている。
A「ほんとに良かったの?」
『何が?』と答えると『私なんかで』と不安げな表情を浮かべる。周りは暗いから本人は気づいてないと思うけど。
シルク「んー、わかんねど俺は今、すっげー幸せだし。良かったんじゃない?」
『何それ』と、柔らかい笑みが溢れた。そして、反対に聞き返してみた。『俺でよかったの?』と。
A「んー、どうなんだろうね笑 私も幸せだから良かったのかも笑」
シルク「俺と同じ答えじゃん笑」
A「ほんとだね笑」
二人揃って控えめではあるが、笑いをもらした。
それが空気にすんと、溶けていくと静かな静寂が俺たちを包み込んだ。
シルク「………………」
俺は1つ、深呼吸をすると愛しい人の名前を呼んだ。
A「なーに?」
細くて華奢な手を力強く握りしめ、俺の胸元までに引き寄せる。突然の事にAは驚きを隠せず目を丸くしていた。
シルク「俺、守るから。お前のこと絶対に」
本当はもっとかっこいい言葉を言いたかった。言いたいことがいっぱいあった。
でも、これしか出てこなかった。
A「諒さん……ありがとう」
シルク「うん……さ!は、早くいぞ!家まで送る!」
急に照れくさくなった俺は手を離し、前を向く。
A「あ!待って?諒さん……」
シルク「…ん?なーに?」
A「今夜、私の家に泊まって行きませんか?」
シルク「えっ??」
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灰夜(プロフ) - まちゅさん» あいよ (2017年12月3日 13時) (レス) id: 5c54c774d4 (このIDを非表示/違反報告)
まちゅ(プロフ) - 灰夜さん» あたしの所においで (2017年12月3日 13時) (レス) id: 39523af4f0 (このIDを非表示/違反報告)
灰夜(プロフ) - まちゅさん» おん (2017年12月3日 13時) (レス) id: 5c54c774d4 (このIDを非表示/違反報告)
まちゅ(プロフ) - 灰夜さん» 灰夜、ここでしゃべると注意されるさからボードいくべw (2017年12月2日 22時) (レス) id: 39523af4f0 (このIDを非表示/違反報告)
灰夜(プロフ) - まちゅさん» アヒャヒャ(((笑´∀`笑))))) (2017年12月2日 18時) (レス) id: 5c54c774d4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ウオタミっち(´・ω・`) | 作成日時:2017年7月27日 0時