【Fischer's】×【東京喰種】それでも愛してる。 (ページ3)

今日:12 hit、昨日:0 hit、合計:37,355 hit

デートマサイside ページ3

とある撮影の日。その日のメンバーはシルクと俺とンダホだった。

いつものように撮影は進んでいたがシルクの様子が何処か違っていた。
悲しそうとかそういうんじゃなくて、逆に楽しそうだ。

シルク「パッパッパ～パラッパパパラパ煙る蒸気喧騒の目」

お気に入りの歌なんか歌ってほんとに、上機嫌。編集なんか3本も終えてる。

シルク「んふふ～♪」

マサイ「なぁ、シルク。何か良いことでも合ったの？」

何気なく俺が聞くと「べっつに～♪」と楽しげに答えた。その言いようにンダホも気になったのか「ナニナニ！？俺にも教えて！」と近づいてきた。

マサイ「なぁ～教えろよ～」

シルク「え～う～ん………しゃぁねぇな

実はさ～カフェで知り合った事と今度デートすんだよ！！」

マサイ・ンダホ「「はい！？」」

びっくりすると開いた口がふさがらないと、よく言うけどまさにこの事だ。

今、まさに俺はその状態だ。

シルク「あぁ！デートは大袈裟すぎたな！

出掛けるんだよ！その子と！本屋に♪」

そういいながら嬉しそうに帯に高槻泉と書かれた本を取り出した。

マサイ「その本って、お前が最近ハマってるやつ？」

ンダホ「あぁ！たかつき……いずみ？」

シルク「ちげーよ！た、か、つ、き、せ、ん！

彼女もさ高槻泉好きでさぁ～♪

すっげー楽しみ！！！」

マサイ「へ～そうなんだ。ま、楽しんで来いよ」

シルクは元気な男の子のように「おう」と声を挙げた。そして、また上機嫌で鼻歌を歌いだす。

ンダホ「あぁ、でも気をつけてね。最近、喰種がうろついてるっていうし」

喰種…………か。

シルク「あぁ、ま。夕方には帰るし大丈夫だろ！」

シルクはにかっと笑顔を浮かべた。

喰種。人を食らう化け物…………か。