No.67 夢じゃない ページ20
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夕弥「ひどいよ、姉ちゃん。」
ゆう、や…?
夕弥「俺のこと、騙したんだね」
!! 違う!!
そんなつもりじゃっ!!
豪炎寺「A、俺はサッカーをやめる」
豪炎寺くん!!?
やだよ!!行かないでっ!!
豪炎寺「平気だろ?
だってお前は…“男嫌い”じゃないか」
__
A「ハァ!!」
勢いよく目が覚める
A「ハァハァ……はぁぁ…」
なんだ…夢か…
でも…
A「夢じゃ、ない…」
…
どれくらい寝ていたんだろう
あたしは冷たい床から
ゆっくりと立ちあがり、鏡を見た
まだ左頬は少しだけ赤かった
…まあ少しだけだからいいか
「はぁ」と小さくため息を吐く
静かにリビングを覗くとお父さんはいなかった
ホッと息をつき、時計を見る
午前5時をさしていた
えっはやくね!?
…まあ昨日早く寝た…からか…
窓を見ると、微かに外は明るかった
……ひまだし雷門中に戻ろう
あたしは痣を隠すためにジャージを着た
足は靴下を履く
A「あ」
地味にズボンから痣が見えてしまう
…そこはぶつけたって言お
A「行くー、か」
グググッと背筋を伸ばした
_キィ、バタン!
家を出る。
空は少し薄い水色で雲一つない朝だった
そろそろ、シュート完成させなきゃ……
いつあの暴力のこと『気にしないで』って言おう…
忍には会ったときに言えばいいけど…
問題は豪炎寺くんだよなぁ……
のろのろと歩きながら考える
…おせっかい、なんて言われちゃったし……
あああああああ…
どーすればいいの!!?
A「……あ」
いろいろ考えていたら雷門中についた
あっ今思ったけど…
あの2人、みんなに昨日のこと言ってないよね!?
…まあついちゃったし…行こう
雷門中の中に入っていった
.
ー食堂ー
カチャカチャという食器の音がドアの外から聞こえた
きっとマネージャーたちだ
早起きなんだなぁ
あたしはドアノブに手をかけ、ドアを開いた
A「おっはよーっ!」
秋「A!」
やはり、マネージャーたちしかいなかった
A「ごめんね、昨日戻れなくて」
秋「ううん、平気よ((微笑
それより、朝早いね」
A「うん、早く起きちゃって」
マネージャーたちの様子を見ると、
昨日のこと話してないっぽいな
よかった…
冬花「もうすぐ、朝ご飯ですよ」
A「ほんと!?やったぁ!」
朝ご飯食べたら、特訓だ!!
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作者名:るぅ | 作成日時:2017年9月26日 23時