太宰さんとパンケーキ。 ページ9
二人でゆっくりと街を歩く。太宰さんの昨日は楽しみで寝られなかった、今日は仕事頑張れるかもしれない、などと嬉しい言葉を聞きながら。女性を口説く時にいつも言っている言葉なのだとは理解しているけれどそんな事を言われて嬉しくないはずがない。
__私は幸せです。朝から太宰さんの甘い声を聞けるのですから。
太「イヤリング、可愛いね。キラキラと輝いている。まるでAちゃんのようだ。」
『!ありがとうございます…!
でもこれは私じゃなくて…』
太宰さんをイメージして…とは言えない。太宰さんオタクがバレていたとしても流石に…。
太「ふふ、髪を耳に掛けても美人さんだ。」
朝からこの笑顔は浄化されて私が消えてしまう…。
どれだけいい宝石を使ったとしても、太宰さんを完璧に表現する事は出来なさそう。
探偵社から少し離れた喫茶店に向かう。カランカランという音を聞きながら店内に入ると、いつもの可愛らしい女性が出迎えてくれる。カウンター席につく。太宰さんは私と二人で食事をする時はいつもカウンターを好む。私としても正面で太宰さんの顔を見ながら食べるのは心臓に良くないので構わない。
『私、紅茶とパンケーキが食べたいです。』
何種類かの赤や紫のベリーと生クリームの乗った、分厚いパンケーキ。メニューの最初にどどんと「期間限定」の文字と共に写真が貼ってある。美味しそう…。
太「私は珈琲でいいかな。」
『食事はしないのですか?体に悪いですよ。』
そう言ってメニューを見せる。
太「Aちゃんこそ甘い物を朝から食べるのは体にわるいんじゃないかい?」
『だって期間限定って書いてあるんですもん…』
「期間限定」この言葉にとてつもなく弱い。だって今しか食べられない。今後二度と出会えないかもしれない。今食べておかないと損ですよね…?
太「うふふ。そうだったね、君はその言葉に弱い。ただ、私はもう1つ知ってる。Aちゃんは朝、そこまで食べられない。」
『うぐぅ…』
食べきれないかな…でも食べたい…。
太「私に数口くれるっていうのはどう?」
『…それにします!』
太「ふふっそんな笑顔、他の人にみせないでね?」
177人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「文豪ストレイドッグス」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
(=^・^=) - ん〜。抱けたら、で良いか〜。 (2020年12月21日 14時) (レス) id: b3d6820988 (このIDを非表示/違反報告)
(=^・^=) - 太宰さんに抱かれるのかな? (2020年12月21日 14時) (レス) id: b3d6820988 (このIDを非表示/違反報告)
めぐ(プロフ) - 坂竹会長さん» 妄想にお付き合いいただきありがとうございます!塾お疲れ様です。何となくの時間での更新なので突然更新したりしなかったり…自由奔放更新ですが宜しければお楽しみください(*^^*)コメントありがとうございます、とても嬉しいです。 (2020年4月7日 11時) (レス) id: 6e196d0d59 (このIDを非表示/違反報告)
坂竹会長 - 太宰さんッッッ!!!(( 黙れ 最近ちょうど塾が終わって家に着いてひと休みするタイミングで更新されてみれるので私はとても幸せです!お体に気をつけて更新頑張ってください! 失礼しました(。-_-。) (2020年4月6日 20時) (レス) id: 49f17fb925 (このIDを非表示/違反報告)
めぐ(プロフ) - 神夜神美さん» ありがとうございます。太宰さんのかっこよさは一周回って罪ですよね…! (2020年3月27日 18時) (レス) id: 6e196d0d59 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:めぐ | 作成日時:2020年3月26日 20時