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太宰さんに電話したい。 ページ38

外は結構暗くなっていて、久しぶりの一人の帰路は少し心細い。足音は自分一人のものしか聞こえない。寮までの道はこの時間の歩行者が極端に少ない。怖がりながらも歩みを進める。

カツンカツンと自分の靴音の他に、コンコンと靴音が増える。いつから後ろにいた?人間であっても、ゆ、幽霊…であっても怖い。

少し早歩きにする。早く寮に…
私に合わせて後ろの足音も早まる。

__つけられてる?

パニックに陥った私はスマートフォンを取り出し走り出す。ちょうど道を曲がった所でコンテナが幾つか積まれた路地に入り、物陰に三角座りして隠れる。誰に電話?ここから近いのだったら探偵社だけれど…太宰さんにかける。



…かけようとした。
私の目の前に黒い靴を履いた足が二本。

『あ…』

カタカタと手が震える。呼吸が早くなる。自分を落ち着かせる為に目を閉じる。


「また怖がらせちまったな。」

ぽんっと頭に手を置かれる。

『え?』



顔を上げるとそこには中也さん。

『ちゅう…や…さん…』

中「たまたまこの辺で仕事があって来ってたんだ。そしたらお前が探偵社から出てきたもんだから声かけようと思って。」

声かけようとして後ろを追ってきたの…?怖くない…!?

中「怖がらせるつもりは無かったんだが、何て声をかければいいか判らなくて…」

ほっと胸を撫で下ろす。中也さんは私の頭を撫でてくれていた。


中「メール、ありがとな。」

電話の画面のまま光っている液晶を見る。
通知画面を開くと、「中原中也」も書いてある。

中「嬉しくてすぐ返信しちまった。」

とコロコロと笑うこの人は、本当にポートマフィアなのか、と未だに疑ってしまう。
液晶に目をもどし、その通知をタップする。
「返信ありがとう。また会いたい。」
と簡素な文だが、優しい文である。


中「こんなすぐ会えるなんてなあ。」

心底嬉しそうな顔を見せるこの人は限りなく白に近い。


『中也さんはポートマフィアっぽくないですね。』

太宰さんのお迎え。→←乱歩さんのお言葉。



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(=^・^=) - ん〜。抱けたら、で良いか〜。 (2020年12月21日 14時) (レス) id: b3d6820988 (このIDを非表示/違反報告)
(=^・^=) - 太宰さんに抱かれるのかな? (2020年12月21日 14時) (レス) id: b3d6820988 (このIDを非表示/違反報告)
めぐ(プロフ) - 坂竹会長さん» 妄想にお付き合いいただきありがとうございます!塾お疲れ様です。何となくの時間での更新なので突然更新したりしなかったり…自由奔放更新ですが宜しければお楽しみください(*^^*)コメントありがとうございます、とても嬉しいです。 (2020年4月7日 11時) (レス) id: 6e196d0d59 (このIDを非表示/違反報告)
坂竹会長 - 太宰さんッッッ!!!(( 黙れ 最近ちょうど塾が終わって家に着いてひと休みするタイミングで更新されてみれるので私はとても幸せです!お体に気をつけて更新頑張ってください! 失礼しました(。-_-。) (2020年4月6日 20時) (レス) id: 49f17fb925 (このIDを非表示/違反報告)
めぐ(プロフ) - 神夜神美さん» ありがとうございます。太宰さんのかっこよさは一周回って罪ですよね…! (2020年3月27日 18時) (レス) id: 6e196d0d59 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:めぐ | 作成日時:2020年3月26日 20時

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