17. ページ18
*
「今日は本当に楽しかったです！
ありがとうございました！」
深く私はカラ松先輩に頭を下げた。
カラ松先輩はあのあと家まで丁寧に送ってくれて今まさに別れようとしているとこだ。
「あぁ、俺も楽しかったぜ
学校をサボらせてしまったことは本当に悪かったな」
「ふふっ…それ何回目ですか？
大丈夫ですよ」
今日は松野先生の授業もあった日だったからある意味私的には助かった。
そしてカラ松先輩はまた私の頭に手を置いて「じゃあな」と微笑む。
「先輩、好きですね」
「すっすき?!」
「いやいや、頭のことですよ?!」
カラ松先輩がぶわりと顔を赤らめたものだから私まで恥ずかしくなって顔があつくなる。
「そ、そうか」とどこから出てきたのかわからないサングラスをかけて歩こうとするカラ松先輩。
「カラ松先輩…夜にサングラスって」
「フッ、きまってるか？」
「…」
私は言葉を発さずただただ微笑むとカラ松先輩は「その沈黙をやめてくれ」とわたわたしだす。
結局私達は話が尽きることなくその場で話していた。
時間を忘れるくらい楽しくてついつい遅い時間になってしまう。
「すみません、つい」
「いやいいんだ！
それに…」
「……カラ松先輩？」
少しカラ松先輩は俯いては顔をあげて「何にもない」と笑った。
そしてまたあたまに手を置いて私の頭をくしゃりと撫でる。
「じゃあな」
けれどカラ松先輩はそのまま私の頭から手を離してくれない。
「あの」と私がカラ松先輩に話しかけるとカラ松先輩はその手を後頭部に回して私を引き寄せた。
「わっ」
そのまま私の頬はカラ松先輩の胸板にへと引っ付く。
私の体がみるみるあつくなる中 カラ松先輩はもう片方の手を背中にへと回す。
そしてカラ松先輩は私の頭にへと頬をくっつけるようにして私を優しく抱きしめた。
「かっ…からまっ」
聞き間違えだろうか。
いやこんなに顔が近くにあってそんなことがありえるわけが無い。
「好きだ。」
*
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 566人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「アニメ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
朱華(プロフ) - お、面白すぎる……！！応援してます！！これからも、頑張ってください！ (2020年3月28日 23時) (
レス) id: 14480c8e91 (このIDを非表示/違反報告)
ももまつ(全松girl)@低浮上気味(プロフ) - これはキャラヘイトですよね。キャラヘイトは違反で犯罪ですよ。フラグを立てたり、パスワード設定にしてください。 (2019年5月2日 12時) (レス) id: c97f3faa63 (このIDを非表示/違反報告)
つゆっぴー - 私おそ松推しで、今まで普通の恋愛などしか見ていませんでしたが、病んでれ初めて見てめちゃくちゃハマりました！おそ松の愛が嬉しくて、妄想半端なかったです！ありがとうございました！ (2018年8月20日 1時) (レス) id: 502098e51a (このIDを非表示/違反報告)
サクラ - ハッピーエンドのもほしいです! (2017年8月29日 15時) (レス) id: 82bd22f655 (このIDを非表示/違反報告)
モンちゃん - 最高な作品、ありがとうございます!! (2017年1月29日 0時) (レス) id: 9e3f92db11 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：maco.
x他1人 | 作成日時：2016年11月6日 17時
