ヲタクに喰種は難しい (ページ49)

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事件の後ページ49

私は眠っている優紀のそばにずっといた

ト「そろそろご飯ぐらい食べな」

首を横に振る

雅「優紀………」

如「雅樹、ご飯食ってこい私が見とく」

あのあと泣いせた私は力尽き、アヤトくんの腕の中で眠ってしまった

目が覚めたのは事件の２日後だった

目の前にアヤトくんがいてびっくりしたっけ

毎日私の所へ来てくれたらしい

起きると同時に抱き付かれてびっくりしたんだった

そして優紀が衣央さんを食べたという、大方衣央さんが優紀に食べろと言ったんだろう

優紀はあの事件から四日、目が覚める様子がない

如「優紀、起きて……笑顔を見せて……」

私はまた妹を失ってしまうのか、

ア「いい加減飯を食えよA」

如「でもいつ優紀が起きるか分からないから………そばについてあげたいの」

ア「ハァ………じゃあ飯を持ってくるからここで食べろ」

アヤトくんは何故か私に優しくしてくれる

漫画のアヤトくんツンデレなのに

今はデレの方かな？

そう、呑気なことを考えていた時だった

優「んっ…………」

如「優紀！！！！！」

優紀が目を開けた

優「先生？なんで泣いてるの？泣かないで？私は大丈夫だから」

涙を拭われる

優「私ね衣央さんがいるから寂しくないんだ」

そういって胸の真ん中を押さえる

そうか衣央さんは優紀の中で生きてるんだ

ア「持ってきたぞって起きてる！？すぐに伝えてくる」

慌ただしく出ていくアヤト君あんなのはじめてみた

ねぇ衣央さん私はあなたを許しません

でも優紀を……私の大切な友達を一時期でもいいから幸せにしてくれて…………

ありがとうございました

どうか安らかにお眠りください