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【若菜side】
僕以外はお父様につき、二人で会場を回る。
「こんにちは」
「お元気ですか?」
お嬢様は色々な会社の社長を相手していた。
その時、
?「Aちゃぁ〜ん!」
すごくうるさい人が来た。
これが…神崎奏多?
「あ、奏多くん…久しぶり」
そう言いながらも僕の後ろに隠れる。
神「なんで隠れるの?My sweet honey!」
神崎奏多は僕をキッと睨む。
なんで僕…睨まれてるんだろう…
「隠れてないよ?」
神「そうかい?あ、今日は僕と踊ってくれませんか?」
片膝をついて、手を差し伸べる。
「嫌です」
凄いキッパリ。
僕なら傷つくかも。
でも神崎奏多は折れなかった。
神「なぜだ!誰か相手がいるのかい?」
「うん」
お嬢様がこの人とあまり話したくない理由、分かったかもしれない。
神「その相手とは、誰なんだ?」
そう問いかけられた時、彼女は僕のスーツの裾をくいっと引っ張った。
若「えっと、僕です」
神「え?この人?」
僕より少し背が低い彼は、僕を見上げた。
身長からして…17歳くらい?
神「僕より…かっこいい」
聞こえないような声で言ってるつもりかもしれんけど、結構聞こえてる。
かっこいいって言われて、悪い気はしなかった。
神「な、なーんだ!相手がいるなら僕も他の子と踊ろう!」
「一緒に踊ってくれる子がいたらいいね」
お嬢様、それは嫌味ですね。
神崎奏多にじゃあ、と言って逃げるようにお父様がいる場所へと向かった。
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麗奈(プロフ) - 更新待ってます!!!!! (2017年4月23日 1時) (レス) id: 74c830a39c (このIDを非表示/違反報告)
勇花(プロフ) - めぐちゃむさん» ありがとうございます!嬉しいです(^O^) (2015年10月20日 21時) (レス) id: edc02d9e5b (このIDを非表示/違反報告)
めぐちゃむ(プロフ) - この話、普段誠は読まない私ですが、すごい好きです! (2015年10月20日 0時) (レス) id: bbec7445d8 (このIDを非表示/違反報告)
めぐちゃむ(プロフ) - この話、普段誠は読まない私ですが、すごい好きです! (2015年10月20日 0時) (レス) id: bbec7445d8 (このIDを非表示/違反報告)
なっちゃん - あの、なんか、話、泣けそうなんですけど・・・笑 (2015年10月12日 19時) (レス) id: ad652427a9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:勇花 | 作成日時:2015年10月2日 21時