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ろく ページ7

学校を後にし、一人で帰路に着く。

『災難だ。なんて良くない日...。』

ボソリと呟き、録画を見ながら歩く。


家に帰ったら、いい感じに繋げてDVDにしなきゃ...。
こんなのいくらやっても大変なのは変わらない。
あんず先輩はもう楽々にこなすんだろう。

噂で聞く、あんず先輩の武勇伝。



何も分からない。
大人もどう教えたらいいか分からない。

強者だけができるアイドル活動。

その環境を変えた、あんず先輩。そしてTrickster。


もしも、それがあんず先輩じゃなくて私だったら...?

考えただけで震えがする。


私にはできるはずない。


才能もない私には。





もう、期待しても意味無い。

期待するだけ無駄なんだから。



実際、そうだったから。





無駄にごちゃごちゃと考えながら歩いていると、

気付いたら家の前だった。



制服を脱いで、部屋着に着替えて、部屋に籠る。


才能がない私は、大抵の人ができることをこなすしかない。




『どうか、もうUNDEADの方と関わることが
ありませんように...』


そう祈りながら、パソコンをいじる。








その頃、夢ノ咲学院 レッスン室では

UNDEADが集合してレッスンをしていた。




「なんで今日、あんずちゃんいないの〜!」

「嬢ちゃんも忙しいからのぉ〜」

「ていうか!朔間さんがあんずちゃんが来るって言ったから来たんだけど!!!」

「はて?...我輩そんなこといったかのぉ、、?」

「言ってたよ!!!!
俺、あんずちゃんいないなら帰るからね!!!」

「あ゛ぁ!?何帰ろうとしてんだ!!!」

「男と密室で汗水流すなんて無理!!!」

「ぜってぇ帰らせねぇからな!!!!」



そう言って大神はドアの前に立つ


「ちょっと!!どいてよ!!!!
今から可愛い女の子ナンパしてくるから!!!」

「行かせねぇつってんだろ!!!!」



「朔間先輩...今からでもあんずを呼んできたらいいのではないだろうか...?」

「流石にUNDEADを贔屓してもらう訳にもいかんからのぉ...」



「お!そうじゃ...薫くん、帰りたいのであれば帰っていいぞい」

「はぁ!?なにいってんだ!吸血鬼ヤロー!」

「嘘を言った我輩が悪いからのぉ...」


「さっすが朔間さん!じゃあ俺は帰るね〜!」




「さて!我輩達は来週の嬢ちゃんのレッスンで、嬢ちゃんをあっと言わせられるようなパフォーマンスをできるように特訓じゃ!!」


「やっぱり帰らない。」


「ちょろすぎだろ...。」

なな→←ご



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noppi(プロフ) - 続き楽しみにしてます!! (2022年5月20日 13時) (レス) @page21 id: b90efc2fe0 (このIDを非表示/違反報告)
しらすごはん。(プロフ) - 乙狩くんとの追いかけっこ想像してにやにやしちゃいました´・ᴗ・`このお話を考えてくれてありがとうございます!これからの展開楽しみにしてます! (2022年5月5日 10時) (レス) @page20 id: cbc564f1ca (このIDを非表示/違反報告)
yuki(プロフ) - これからも楽しみにしてます (2022年4月22日 7時) (レス) @page18 id: 17169564a0 (このIDを非表示/違反報告)
yuki(プロフ) - 更新ありがとうございます!更新楽しみです! (2022年4月17日 1時) (レス) @page16 id: 17169564a0 (このIDを非表示/違反報告)
さーちゃん(プロフ) - 面白かったです!いつも読まていただいております(●´ω`●)これからの展開が楽しみです(*‘ω‘ *) (2022年4月6日 16時) (レス) @page12 id: 91edffca38 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:旋菜 | 作成日時:2022年3月21日 0時

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