じゅうに ページ13
時は過ぎ、お昼休み
ポケットからメモを取り出して、スマホのLINEを開く。
大神先輩のIDを打ち込んで、友達に追加する。
「あ！柊さん！大神先輩のLINE登録してくれた？」
『ひなたくん...うん、したよ？
これ一応何か送った方がいいのかな...？』
私の席まで来てくれたひなたくん。
なんか、友達って感じがしてむず痒い。
「ん〜どうだろう...大神先輩だし
そんな律儀にしなくていいと思うけどなぁ〜」
『それは...接しやすいってことでいいのかな...？』
「そうそう！あと弄りがいもあるよ！」
『私は流石に弄る勇気はないかなぁ...笑』
「あ！笑った！！」
『へ？』
いつも無表情でいるようにしていたけど、
ひなたくんと話してて顔が緩んでしまったみたい...
人を寄せ付けないために無表情でいただけだから
まぁいいっちゃいいんだけど...。
「いつも無表情だったから、笑ったらどんな顔に
なるのかなぁ〜って気になってたんだ！！」
『私の笑顔そこまで需要ないよ？笑』
「需要とかそんなんじゃなくてさ！
やっぱり笑顔の方がいいじゃん！！
それに！俺はアイドルだからね！
みんなを笑顔にするのが仕事だから！」
『...そうだね.....』
ふとよみがえった、少し前の私。
ひなたくんみたいに、アイドルだった私が。
ファンを笑顔に、そしてメンバーを自分を笑顔に。
そうやって頑張っていたあの頃が
懐かしく、苦しい思い出がよみがえった。
「...柊さん...？」
『あ、ご、ごめん...ぼーっとしてた...！』
「ううん！大丈夫だよ〜！
イベント近いらしいし、あんまり寝れてないの？」
『そうなんだよね...まだちょっと慣れてなくて...』
咄嗟に嘘をついた。
まぁ嘘ではないか....疲れてるは疲れてるし...。
「仕方ないよ！
直ぐに慣れるようなものじゃないしね！」
『うん、ありがとう！』
「あ、そうだそうだ...
一緒にご飯食べたくて来たの忘れてた！」
『え？...けどいつも...』
「大丈夫！鉄くん達には言ってきたから！」
『ん〜...けど申し訳ないよ...』
「いいったらいいの！！ほら！食べよ！」
そう言って私の前の席の椅子に座るひなたくん。
「柊さんは？いつもお弁当なの？」
『うん！ひなたくんは？』
会話をしながらお昼休みを過ごした。
南雲くん達に申し訳なかったけど、
誰かと食べるお弁当はいつもより何倍も美味しく感じた。
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noppi(プロフ) - 続き楽しみにしてます！！ (2022年5月20日 13時) (
レス) @page21 id: b90efc2fe0 (このIDを非表示/違反報告)
しらすごはん。(プロフ) - 乙狩くんとの追いかけっこ想像してにやにやしちゃいました´･ᴗ･`このお話を考えてくれてありがとうございます！これからの展開楽しみにしてます！ (2022年5月5日 10時) (レス) @page20 id: cbc564f1ca (このIDを非表示/違反報告)
yuki(プロフ) - これからも楽しみにしてます (2022年4月22日 7時) (レス) @page18 id: 17169564a0 (このIDを非表示/違反報告)
yuki(プロフ) - 更新ありがとうございます！更新楽しみです！ (2022年4月17日 1時) (レス) @page16 id: 17169564a0 (このIDを非表示/違反報告)
さーちゃん(プロフ) - 面白かったです！いつも読まていただいております(●´ω｀●)これからの展開が楽しみです(*‘ω‘ *) (2022年4月6日 16時) (レス) @page12 id: 91edffca38 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：旋菜 | 作成日時：2022年3月21日 0時
