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貴方.



『今日は何をするの?お姉ちゃんもすぐ来るんだよね』

「ああ。多分そろそろ……」




表から、バイクの止まる音がした。そこから数秒して、「Aー!おはよー!」と、元気よく飛び込んできたお姉ちゃん。

どうやらお義兄さんが送ってきてくれたらしく、落ち着いた様子で中に入ってきた彼は、翔ちゃんとフィリップくんと挨拶を交わしていた。何だかんだ仲は良いのかな?




「Aは昔からホームシックとかならないから心配はないんだけど、どう?いつでも家に来て良いからね?」

『ふふ、本当に大丈夫だよ。凄く落ち着く、ここ。それに……新婚さんのお家に泊めてもらうのは申し訳ないから』




お義兄さんは赤くなった顔を隠すようにそっぽを向いて、「いつでも来い」と言ってくれた。
それならまた今度、遊びに行こうかな……なんて。




『お義兄さん、お仕事は?』

「ああ、俺は警察で働いていてな……こうして左たちと共に動くことが多いんだ。ほら、君も昨日見ただろう?怪物の起こした事件を」

『あの火事ですか?』

「そうだ。俺は、あの怪物……つまりドーパントが関わっているであろう事件について担当している。」

『ドーパント……』




お義兄さんの言葉を聞いた翔ちゃんは、帽子を被ると、「今日は、昨日逃しちまった奴を捕まえに行くんだ」と準備を始める。お姉ちゃんもこのまま出るらしく、フィリップくん以外は外に出る準備を整えていた。

慌てて上着を羽織ると、フィリップくんに「行かないの?」と聞く。彼は薄く微笑む。




「僕と翔太郎は、二人で一つの仮面ライダーなんだ。……変身するときにまた会おう。」

『なるほど……よく分かんないけど、分かった!』

「新しい怪我を作らないようにだけ、気を付けてねね」




フィリップくんの優しい言葉に頷くと、翔ちゃんは私にヘルメットを渡して、少し奇怪そうな顔をした。

「あのフィリップが人を気にかけるなんてな」と呟くと、バイクのエンジンをかけに行く。……どういうことだろう。

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キングミカン(プロフ) - 星原さん» 返信いていただきありがとうございます!シチュエーションですか…やっぱり、夢主が翔太郎とずっと話してて、それにフィリップが嫉妬する…とかですかね?なんか王道すぎてすみません。 (2019年1月29日 21時) (レス) id: c925d19d2b (このIDを非表示/違反報告)
星原(プロフ) - キングミカンさん» 初めまして!ありがとうございます!リクエスト嬉しいです(^_^)シチュエーションを細かく説明してもらえたらありがたいです! (2019年1月29日 20時) (レス) id: 7b61f158ca (このIDを非表示/違反報告)
キングミカン(プロフ) - 初めまして!この作品を楽しく読ませていただきました!夢主ちゃんとフィリップのど飴舐めてるから短編集みたいなのが見たいです!無理言ってすみません。無視してくださっても構いません。ですが、出来れば見たいです!お願いします! (2019年1月29日 19時) (レス) id: c925d19d2b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:星原 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2019年1月14日 23時

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