電撃×22 ページ24
14歳の誕生日が着々と近づいて来たある日、耳に轟音が響いた。
パンパンと言う銃の発射音。悲鳴が上がり逃げ惑う声が近づいて来る。
ガタン、と何かが倒れた音がするとドアが開いた。
そこにいたのは小柄な青年。
青色の瞳がこちらを見る。その青に、見覚えがあった。そう…空と同じ色だ。
だがその瞳には光ではなく綺麗な黒で染まっているように思えた。
ジッ…とあてを観察したあと口を開いた
「手前、この施設のもんか?」
『そうや。もう少しで施設を出ていく予定やったが、もう出られるみたいやなぁ』
そう言うと眉間にしわを寄せ意味がわからんと言う顔をする
『殺すんやろ?』
コーヒーに砂糖を入れるのか、と聞くようにスッと出て来た言葉に目を細める。
沈黙の後、青年はあてに手を伸ばして来た。
「俺についてこい。その命いらねぇって言うんなら、俺が貰う。」
何故だかわからない。生に対する執着などなかった。でも、何故かその手を取ってみたいと思ったのだ。
青年はあての足についていた鎖を蹴りで壊した。
それでも立ち上がらないあてに「どうした、」と優しい声が降って来た。
予想していた声とは違う、例えるならば慈しむような声に驚く
『あては、昔からずっとこの部屋から出たことなどあらへん。日光など浴びる事はできない。歩くための筋力など、とうの昔になくなった』
そう言うと青年はいきなりあてを抱きかかえ、来ていた黒の上着を頭から被せた
ふと上を向くと青色の瞳はこちらを見返して来た。
「捕まってろ。」その言葉にあてを素直にその身を委ねた。
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恋雪 - 本編での苗字(皇)が、私の理想でびっくりしました!! ていうか設定の全てが私の理想!! 作者様神ですね! (2023年3月11日 13時) (レス) @page1 id: 731109d634 (このIDを非表示/違反報告)
月夜(プロフ) - いえいえ、こちらこそすみませんでした。 (2019年4月4日 22時) (レス) id: bc75932481 (このIDを非表示/違反報告)
sherry(プロフ) - リクエストは受け付けていないのですみません。 (2019年4月4日 22時) (レス) id: 59c6069e62 (このIDを非表示/違反報告)
月夜(プロフ) - 突然ですがリクエストです。夢主が病院嫌いで無理矢理、中原中也さんが連れていって注射をされる小説を書いて欲しいです。 (2019年4月4日 15時) (レス) id: bc75932481 (このIDを非表示/違反報告)
夜霧 - 敦やよ…漢字の間違えきぃつけてな (2018年12月7日 7時) (レス) id: b80b80066b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:sherry | 作成日時:2018年4月3日 14時