可愛い守護神【ブルーロック男主】 (ページ37)

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記者が次の質問をしやすいように話す潔世一と

潔世一が話に割って入ってこれるような話をする俺と

記者の質問だけ淡々と答えるミヒャエル・カイザー。

もはやミヒャエル・カイザーは編集社泣かせなのではないか

と思ってしまうのだが、サッカー以外で口を出す趣味のない

潔世一に合わせて俺も何も言わないことにした。

記者『これにて質問は以上になります。ありがとうございました。』

記者が帰って行く。

インタビューにはざっと1時間は取られただろうか。

「撮影より長引くとはね。」

潔『ほんとそうだな。早く練習行きたかったー。』

撮影をスムーズに進めるようにそれぞれは己のやり方で

質問に応えていたのだが、三人それぞれ応え方が違っていたので

これを記事にするのは少し大変だろうと思った。

俺達が戻る頃にはバスタード・ミュンヘンの練習は

終わってしまっていて、みんなシャワーを浴びた後だった。

雪宮『おかえり。3人さん。』

潔『雪宮。今日のメニューなんだった？』

なんだかみんないつもより疲れ切っている気がした。

音留『今日、ノアが3人の代わりって行ってゲーム形式に参加してきたんだ。』

「わ！音留くん。びっくりさせないでくださいよ！」

音留徹平に背後から声を掛けられる。

ミヒャエル『ノアが？』

アレクシス『はい。ノアが入るチームは1人少なくされたんですけどトーナメント形式で5対5してました。』

ノアと一緒に練習出来ているみんなにちょっと

ジェラシーを感じた俺達は3人で練習着に着替えていた。

黒名『潔！潔！3人で何しに行くんだ？』

潔『なにって、練習だよ。』

「蘭世くんも来てくれたら大分助かるなあ。なんせ3人じゃ何も出来んから。」

潔世一、黒名蘭世、

ミヒャエル・カイザー、アレクシス・ネスと五人で

ウォーミングアップをしていると

マスタールームで見ていたのだろうノエル・ノアが

雷市陣吾を引き連れてやって来た。

ノエル『コイツも入れてやってくれ。』

投げ出された雷市陣吾は

そのままの勢いで潔世一の背中に体当たりする。

潔『痛え！これで三対三が出来るな。GKはブルーロックマンな。』

ミヒャエル『俺とネス、世一と蘭世は組むだろう？コイツらはどっちに付くんだ？』

潔『俺、雛原の鉄壁超えたいからそっち行ってもらっていいか？』

「うん。イイけど。」

アレクシス『うげえ。あなたですか。』

「…二対二対二でもいいぞ。」

もちろん俺の意見は却下された。