[黒子のバスケ]高尾の姉貴は・・・俺のおんn 「「付き合って下さい！」」 轢くぞ(#゜Д゜)ｺﾞﾗｧ！！[宮地清志]

風邪引いちゃうっスよ;;！by黄瀬 ページ11

数分後


黄瀬視点



あ〜、試合で負けるよりも人前で泣く方が恥ずかしい気がしてきたっス。



涙が収まり、冷静になる黄瀬。



ヒュー



風が強くなってきたっス。


あっそういえば先輩は、



黄瀬はチラッとAを見る。



A「・・・」



Aは黄瀬の横に立ち両手で口を覆っている。



迷惑、かけちゃったっスね。



ヒュー



また風が吹く。そして、黄瀬はあることに気がつく。



黄瀬「？」



あれ？さっきから雨が当たらない？今は雨が降ってるし、風が当たれば雨も当たる筈なんスけど・・・！



黄瀬は自然と風の吹く方を見ると目を見開く。



黄瀬「先輩っ！！」



バッと勢い良く黄瀬が立ち上がる。



そう、黄瀬の目に入ったのはAの姿だった。



A「あ、涼太くん。もういいの？」



Aは口を覆っていた両手をどかし、黄瀬に笑いかける。



黄瀬「！！」



Aを見ると黄瀬は驚く、Aの髪からパタパタと雫が落ちていたのだ。



黄瀬「せっ先輩、あ、そうだ！ジャージ！返します！着てくださいっス;;！」



羽織っていたAのジャージを脱ごうとする黄瀬の手を掴むA。



A「ダメ、涼太くんが着てな。」


黄瀬「！？」



つ、冷た〜！？先輩の手、冷えきってるっス〜;;！！


あ、さっき両手で口を覆ってたのは暖をとるためだったんスね！


,,,って今は納得してる場合じゃなくて、え〜っと;;



ギュッ



A「！？涼太くん？」



黄瀬がAの両手を握る。



黄瀬「先輩、凄く寒そうだから、こうすれば多少は、暖かくなる、っス、よね//？」



両手を握れば必然的にAと向かい合う体制なる事に気がつき照れる黄瀬。



A「(ｸｽｯ そうだね、暖かいよ＾＾でも、宿舎に入った方がもっと暖かいんじゃない？＾＾」


黄瀬「あ////そ、そうっスね////」



そういえば、俺が泣き止むのを待っててくれたんスよね？



黄瀬「・・・ありがとうございますA先輩//あの、俺もう平気なんで、戻りましょう///」


A「あーごめん、先行ってて今、足に力、入らないんだ,,,」


黄瀬「！ちょっとすいませんっス。」



フワッ



黄瀬がAを横抱きする。



A「っ////」


黄瀬「先輩？」


A「あっ///ごめん///横抱きとかされたこと無いから///ｸｼｭｯ」


黄瀬「(かわいい//・・・じゃなくて！)ちょっと走るっスよ！」



先輩、絶対風邪の引きかけっス;;！

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