漆黒の少女と人類最強少年（リヴァイ）

少年少女４７つめの話 ページ49

このころから・・無表情だったんだ。



そして・・ケバツミーニ族。



やっとわかった。



私たちの未来千里眼がほしかったんでしょうね。



私の目の前を危機にし、能力発動をおこさせようとした。



でも、私は、きっとこのころから、表情を出すのが苦手になってたのだ。



私の目の前で殺されていくのは、友人に限らず、



親族も殺されていった。



ただ二人、親だけを除いて。



きっと、親だけは、いないと、孤児院に送られるからだろうな。



・・・心の闇がはれた気がした。



私は、静かに目をつむった。



「ゴォォォオォォォオオ！！！」



今にもどる。



森の中。



リヴァイ兵長が、とらわれている。



巨人に。



さっきと一秒たちともすすんでいない現実にもどり、



女型巨人の弱点をついて、殺した。



A「リヴァイ・・・！」



リヴァイは、奇跡的に、無傷みたいだ。



リヴァイ「俺はいい。礼は後でだ。今は、巨人をたおせ！」



A「・・了解！！」



いまや、もうリヴァイと私しか残っていない。



他の兵は・・・死んだ。



助けを呼ぶにも、弾幕をあげる暇がない。



私は、地面を大きく蹴って、巨人をたおし続けた。



女型の巨人を。



最後の一体も残らず。



ザシュッ！っと。



リヴァイは、おどろいた顔をしているが、



ことは、さっきの未来千里眼どおりに進んでいる。



やっぱり、この能力は、本物なんだな・・。



地面に着地すると、リヴァイを見た。



リヴァイ「・・よくやった。帰るぞ」



A「・・死んだ兵は？おいていく？」



リヴァイ「あぁ。俺たち二人で、全員は無理だ。おいていく」



A「・・そう。」



馬に乗り、リヴァイが、弾幕をうった。



私は、それを合図に、走り出した。



いろいろな事が分かった今、私はどうすればいいのだろう。



あてもないことに悩みながら。



リヴァイ「おい。A。」



A「何」



リヴァイ「能力・・発動したんだな」



A「・・うん」



認めて欲しくなかった。



こんな能力、いらなくても生きていけるのに。



下を向き、リヴァイと目を合わさないまま、門についた。



エルヴィン「全兵聞け！！君たちはよくやった！これにて、今日の壁外調査を終了とする！」



団長の声が聞こえてくる。



あー、生きて帰ってきたんだ。



まぁ、団長だから、やすやすと死ねないよね。



別にどっちでもいいけどさ。

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