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少年少女46つめの話 ページ48

ザッザッザッザッザ。



どこからか、巨人の足音が聞こえる。



しかも、一体ではない、たくさんだ。



・・・どこからだ?



兵「う、うわあああああああああああああああ」



兵がいきなり叫んだ。



あわててふりむくと、そこには、数え切れないほどの巨人が・・



全員が、唖然とした。



女型の巨人である。



兵が、食べられていく。



見てられなかった。



木を蹴って、女型の巨人を倒しに行った。



うなじをそぐ。



A「・・・・・・!?」



き、きかない・・・?



死んでない・・?



どうして・・・!?



リヴァイも、私がねらっているのとは違う女型の巨人に立ち向かっていったが、



倒せずに、逃げ回っていた。



そうしている間にも、兵はぞくぞくと食べられていく。



巨人にかこまれており、どうしようもできない。



絶体絶命・・・とは、きっと今を言うのだろう。



リヴァイ「A・・・っ!」



A「・・・リヴァイ!?」



ふりむいたところにいたのは、おんながたの巨人にかこまれ、



つかまえられていたリヴァイだった。



他の兵は何をしている・・!?



・・・・・・いない。



私がふりむいたところに、兵はもういなかった。



A「嘘・・」



私は、リヴァイを助けるため、木をけって、飛び上がった。



何してるの・・私。



そんなことして助かるとでも?



私には、何も考えられなかった。



一人だということを実感した。



・・・そうだよね。



私は、結局一人なんだ。



でも、リヴァイだけは、奪わないで。



神様。それだけは、許さない。



私は、リヴァイを



リヴァイを助ける



目の奥が・・・痛い。



私を、光が包んだ。



刹那、私に、なつかしい声が聞こえる。



「人類を救うのは、貴方。・・A・トバルナッツ。」



遠くから聞こえるような声は、途切れた。



同時に、何かが見えた。



まるで、映画を見ているような感じで。



私の目の前には、数台の画面が並んでいた。



ある画面の向こうには、リヴァイがいる。



そして、私が、女型の巨人の、弱点を見つけ、助けていた。



私が、リヴァイを。



それから、他の画面で、私が見たものは。



私の小さなころ。



そう、謎に満ちていた。



私と、ケバツミーニの過去。



うつしだされた映像は、



私の、小さいころの親しき友人たちだった。



私は、それを見て泣いて・・



泣いてない。無表情である。

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さな♪(プロフ) - 桜吹雪さん» 書き出したときはまだ発表されてなくて(汗)悔いなき選択ちょっとチラ見しましたが、今更設定変えなれないのでオリジナルで貫きます(笑)すいません;; (2015年10月4日 18時) (レス) id: 765be69998 (このIDを非表示/違反報告)
桜吹雪 - リヴァイのゴロツキだった頃の性格やどうやって調査兵団になったのかは「悔い無き選択」を見たほうが良いですよ♪ (2015年10月3日 23時) (レス) id: c4c1fa452d (このIDを非表示/違反報告)
さな♪(プロフ) - りんりんさん» ありがとうございます!(;ω;)この先パート6まで見ていただけると嬉しいです! (2015年8月14日 14時) (レス) id: 765be69998 (このIDを非表示/違反報告)
りんりん - 最高ですね。すばらしいですよ。 (2015年8月14日 13時) (レス) id: ad8b84d2f7 (このIDを非表示/違反報告)
さな♪(プロフ) - ありがとうございます!どうぞパート6まででてますので読んでいただければ嬉しいです! (2015年7月27日 21時) (レス) id: 765be69998 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:さな♪ | 作者ホームページ:さな♪  
作成日時:2013年8月16日 19時

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