【名探偵コナン】愛錠第4錠【安室透/降谷零】 (ページ22)

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第157錠-④- ページ22

コナン『これは…！』

小五郎『すぐに警察と病院側に連絡だ！』

コナン『…っ！Aさん、大丈夫？』

A『っ…』

人の死というのはどうしてこんなに残酷なんだ

遺体を見たことで、私はまた思い出してしまった

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'こういうのは、プロに任せな"

"必ず終わらせてくる"

"悪いなA、お前との約束守れねぇわ"

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『…ん、Aさん！』

声に気づくと、安室さんがいた

病室の外に出て、私の肩に置いてあった手を背中にまわし、さすってくれる

安室『大丈夫です、落ち着いてください』

A『…っ』

私は黙っていた

この時だけは、安室さんのことを信じていいんだと感じていたいと思った

私はこんなにも、彼のことを思えば思うほど溺れているんだと思った

でもどうして、そう思うほどこんなに苦しくなるんだろう

安室『…もう大丈夫そうですか』

A『はい…ありがとうございます』

安室さんはそう言うと、病院側へ連絡すると言い行ってしまった

安室さんと自然に会話出来たのは久しぶりだった

やっぱり私は、安室さんのことを信じたいと思った

安室さんのことを突き離したり忘れることなんて出来ないんだ

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それからしばらくして警察が来た

死因は毒による窒息死らしく、飲んでいた紅茶から毒物反応は出てないようだ

私は被害者の女性の友人たちと病室の外で待っていた

その後被害者女性の友人たちの身体検査や事情聴取をしてる間、私はぼぉっと待っている

早く帰りたいなぁ

蘭『あれ、Aさんですか？』

A『えっ…あ、蘭ちゃん』

そう思っていると、声をかけられて蘭ちゃんだった

蘭ちゃんはコナンくんを探しているようで、私たちはコナンくんたちの所へ向かう

蘭『事件に巻き込まれて大変でしたね、大丈夫でした？』

A『うん、でもコナンくんのことも大変だね』

蘭『あの子すぐに事件に首突っ込むんで、まるで新一と一緒です』

蘭ちゃんの幼馴染の工藤新一くんは高校生探偵で

今は事件解決の為にほとんど会えてないそうだ

でも蘭ちゃんは、工藤くんの話を楽しそうに話してくれる

A『寂しくない？』

蘭『寂しくないって言ったら嘘になりますけど

でも私、新一のこと信じてるので』

蘭ちゃんの笑顔に私はどこか居心地良く感じた

A『…蘭ちゃんは強いね』

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