【名探偵コナン】愛錠第4錠【安室透/降谷零】 (ページ21)

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第156錠-③- ページ21

安室さんは何故か驚いた顔をしていた

小五郎『ん？どうかしたか？』

安室『っあ、いえ、僕のあだ名も"ゼロ"だったので呼ばれたのかと』

A『っ！！！え…』

小五郎『何でゼロなんだ？確か名前は透(とおる)だったよな？』

安室『透けてるってことは、何もないってこと、だからゼロ

子どもがつけるあだ名の法則なんて、そんなもんですよ』

A『ゼロ…』

今度は私が安室さんの言葉に驚く

安室さんのあだ名が、ゼロ、0、零(ゼロ) ──

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A『…あ！お兄ちゃん！』

陣平『悪りぃなA、待たせちまって』

A『ううん全然！お兄ちゃんも朝からありがとう！遠くなかった？』

陣平『あぁ、零(ゼロ)たちが途中まで乗せてくれたから』

A『零(ゼロ)？

前から思ってだんだけど、どうして降谷さんのこと零(ゼロ)って呼んでるの？』

陣平『あぁ？ただのあだ名だ

あいつの名前、零(れい)だろ、だからだよ』

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コナン『──、Aさん！』

A『っ！な、何？』

コナン『どうかしたの？何か考え事？』

A『まぁ、そんなところかな』

ダメだなぁ私、コナンくんに心配かけちゃうなんて

これじゃあさっきと立場が逆だ

コナン『…ねぇ、Aさんは安室さんの事どう思ってる』

A『っ！…どういう意味？』

コナン『前に言ってたよね、安室さんとあの人が違う人だって、誰のことなの？』

コナンくんの言葉に私は目線だけ合わせる

前を歩く安室さんに気づかれないように静かに話した

A『… 私のお兄ちゃん警察官だったって話したよね』

コナン『うん、松田刑事だね』

A『お兄ちゃんの同期の1人で、ゼロって呼ばれていた人がいたの』

コナン『っ！それ本当！？』

A『うん、その人はあの5人の中で一番正義感が強くて、それに…』

コナン『それに、何？』

もしかしたら──

『『きゃあぁぁぁぁ！！』』

コナン『っ！』

A『(っ！何…？)』

しかし口にする前に、何処かから悲鳴が聞こえコナンくんたちはそこへ駆けて行った

私も仕方なく着いて行く

そしてある病室の前まで着くと、安室さんがノックし病室を開ける

そこには床に倒れている女性がいた

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