FANTASTICSの姫は喰種１

10話 ページ11

A「…うちここで待ち合わせしてる人いるんだ！だからここでいいよ？」


颯太「じゃあ一緒に待ってる！」


A「……いいから…帰れ」


颯太「えっ…」


A「ごめん…ほんとに…帰って」


颯太「…わかった」




A「マスク…持ってきてよかった」


「おい、こんな時間に何してる！」


「ここは喰種が出るんだぞ！」


A「それって……私のことですかぁ？」


「白狐だ！」


「…落ち着いて倒すぞ」


A「ﾁｯ…グチグチうっせぇな」


ｸﾞｻｯ


「グハッ………」


A「…」


「やだ…殺さないでくれ！やめてくれ！俺には！家族がいるんだ！」


A「命拾いですか？」


「お願いします…見逃してください！」


A「バッカみたいwあの時の勇気はぁ？あれぇ？
CGCが命拾いしていいんだぁ………あなたの居場所…もうないねぇ？命拾いしたなんて知ればCGCにはいられないもんねぇ？じゃあ…殺してあげるっ」


「やめろ！やめてくれ！」


A「さよーならっ」


ｸﾞｻｯ


「…………」



A「今日は…白鳩と会う回数多いな…」




颯太side


Aちゃん…俺の事嫌ったのかな…あんな強く帰れって言われると…結構傷つくなぁ

あの公園…白狐？出たって聞いたし…不安だな…


壱馬「あれ？颯太？」


颯太「壱馬さん！お疲れ様です！」


壱馬「お疲れー！今仕事終わり？」


颯太「はい！Aさん送ってきました！」


壱馬「えっ…じゃあ今家？」


颯太「いや、家に行こうとしたんですけど……」


壱馬「なんかあった？」


颯太「CGCがいて…Aさんアンケートみたいなのしてるのに気づいて…聞かれたくなくて避けてたら…やっぱ向こうがついてきてて…聞かれちゃって…その後公園で、用事あるから！って言って帰れって……白狐とかも出たらしいし心配で…笑」


壱馬「そういう事か…(あいつ今日で何人殺したんだ…)」


颯太「大丈夫ですかね…」


壱馬「白狐もそんな頻繁に出てたら狙われるって分かるはずだから出ないと思うけどなぁ笑」


颯太「ですよね！笑」


壱馬「まぁ…公園よってみるわ笑」


颯太「ありがとうございます！笑」


壱馬「後さ…Aファンタでどんな感じ？」


颯太「めっちゃ塩対応で…挨拶とかもほぼしないし…話しかけても無視ですけど…今日やっと、一言ですが挨拶してくれて…しかも俺と話してくれました！」

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