3回目 ページ4
お昼休みで騒がしいはずの学院内。
生徒会室へ続く廊下だからだろうか、妙に静かで私の歩く音が周りに響く
「ちょ………夏目…くん…」
「女子はこういうのが好きなんでショ？」
唐突にした、ドンッという壁に手を着く音とともに聞こえた2人の声。
そちらへ目を向ければ壁ドンをしている逆先くんに、されているあんずちゃん
片思いしている者からしたら、ここで羨ましがらなければいけないのだけれども、そんな感情よりもこんな廊下で何してるんだという感情の方が大きい
むしろ見てるこっちが恥ずかしい。
「あのね…、夏目くん…多分、、、」
教室に戻るにはこの2人の前を通らなきゃ行けないのだが気まずすぎる。そんなことを考えながら2人にもう1度目をやれば、あんずちゃんと視線が絡む
急いで壁に隠れるが完璧に盗み見していたことがバレてしまった。
「な………ん…！……………ち……み………よ？！」
「……！？」
なにか2人は驚いて会話をしているようだが、少し後ろの壁に隠れてしまったためよく聞き取れない。
もし、もう少し私が努力すればあんずちゃんの位置に私がいることも有り得るのかな
なんて、
その後、2人がどこかに向かうのを待ちすぐに教室に戻れば「遅かったわね」とお弁当を開きながら心配してくれるナルちゃん
それから、「俺も今から食べるんよ。一緒に食べよや」と、みかくんがナルちゃんの隣に座ってお弁当を開きながら微笑みかけてくれる
そんな2人に『ごめんね、ありがと！食べようか』と言って私またもお弁当を開く
2人の会話と共に、口に入れた卵焼きがいつもよりしょっぱかったのはきっと気のせいだと
教室のドアガラスに、夕日のように綺麗な髪が見えたのは幻覚だと
そう考え、少し重い気持ちをしまい込み、その日はそのまま帰路に着いた
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Dell(プロフ) - 碧生さん» コメントありがとうございます！生きる糧と気力になります(照)のろのろ更新ですがよろしくおねがいしやす！！！ (2021年2月24日 20時) (
レス) id: 84f4d254db (このIDを非表示/違反報告)
碧生 - 夏目くん…好き(唐突過ぎる)めっっっちゃお話好きです！更新待ってます！ (2021年2月23日 22時) (レス) id: 7ffc4172b1 (このIDを非表示/違反報告)
Dell(プロフ) - ますかるぽーねさん» コメントありがとうございます！今後の今期と生きる糧になります(照)わかります、僕も告白されたい人生でした…。亀更新ですがこれからもよろしくお願い致します！ (2021年2月15日 21時) (レス) id: 84f4d254db (このIDを非表示/違反報告)
ますかるぽーね - あんずちゃん..........ｳﾗﾔﾏｽｨ!!!!!! わいも夏目くん(推し)に告白されてぇぇ!!!!!!((( 更新頑張ってください！ ﾆﾔﾆﾔしながら待ってます！ (2021年2月11日 21時) (レス) id: 03d8bca1c9 (このIDを非表示/違反報告)
Dell(プロフ) - �礪�さん» コメントありがとうございます！ドキドキしていただけて書いている僕もとても嬉しいです！のろま更新ですがこれからも何卒よろしくお願い致します (2021年2月11日 16時) (レス) id: 84f4d254db (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Dell | 作成日時：2020年10月22日 13時
