尊重できないもの 26 ページ27
「藍田さ〜ん！」
夏目くんを教室に送りそのまま自分の教室に入ればあんずさんが遠くから駆け寄ってくる
『どうしました？』
「その、昨日頂いた案をモチーフに舞台の装飾だったり証明の色だったりを考えてみたんです！よければ…！」
と、綺麗なノートを見せてくれる。
実は昨日、あの事件があったあとあんずさんに舞台の装飾など任せと欲しいと話があり、モチーフにしたいものなどを相談していたのだ。
表紙をめくれば、僕のユニットの青いバラ だったり 白や青の鳥や銀の鳥かご などがステージ中に広がっていて目を奪われた
ここで歌いたい。踊りたい。
『あんずさん……僕、ここで歌いたいです！踊りたいです！』
そう言えば、少し強ばっていたあんずさんの顔が笑顔になった
「私も！藍田さんにこのステージに立ってもらいたいです！」
流石、プロデューサーだなって思う。氷鷹くん達をあそこまで上に連れてったんだ。それだけの才能が彼女にはある
『あんずさんは凄いですね…本当に…ありがとう』
「そ、そんな！私は藍田さんのステージを見たい一心で！」
「明星くん達と藍田さんの過去のライブ映像見た時、本当に衝撃が走ったんです。こんなにすごい人がいるんだ…って、だから藍田さんをバカにする人がいるのはなんだか悔しくて…」
昔ならこんなに僕が褒められることは一部の人以外からは無かった。
うれしい
なんだか心が暖かい
『あんずさん。僕のこと藍田じゃなくて恋って呼んでください』
急な発言にあんずさんは「そ、そんな！無理だよできないよ〜！！！」なんて断る
『僕が呼んで欲しいんです。お願いします。』
そういえば、「わかりました。えっと…恋………ちゃん…」なんて可愛らしく言うものだから少し笑ってしまう
『敬語も外してくださいね、あんずちゃん』
「え！？ …………わ、わかった…」
しぶしぶ僕のおねがいを聞いてくれるあたり本当に心が広い。
『ありがとうあんずちゃん』
今1番の笑顔をあんずちゃんに向ければ、つられてあんずちゃんも笑ってくれる
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Dell(プロフ) - ★さん» 初めまして、コメントありがとうございます。当作品の主人公は女の子です。ボクっ娘 となります。注意喚起しておりませんでした申し訳ございません！ (2021年1月26日 17時) (
レス) id: 84f4d254db (このIDを非表示/違反報告)
★ - 1つお伺いしたいのですが主人公は女の子ですよね？何故一人称が｢僕｣何ですか、、？ボクっ娘ですか？！ (2021年1月22日 13時) (レス) id: 0324f0d530 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Dell | 作成日時：2020年7月3日 20時
