ｉｆ… (ページ13)

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少しずつページ13

川「最近、何かあった？」

「え！？何がですか？」

川「なんか、分かりやすく雰囲気変わるから。
高橋さんてプライベートの良し悪しが結構出るよね」

外回りの途中、休憩がてら川上さんとランチをしてる。
あの一瞬は少し気まずくなったけど、もう今は全く。ホントに私の事好きだったの？ってくらい。

そんな川上さんに、まんまと指摘される。

確かに、あのLINEがあってから私は分かりやすくテンションが上がっていた。

あれから数日経ったけど、みっくんから連絡があったわけじゃない。

でも、連絡してもいいんだって思うだけで気持ちが舞い上がってしまう。

川「…まぁ、いいんだどね。俺は高橋さんが幸せになってくれないと困るし」

「え？」

川「一応、元高橋担としては側で見てる以上幸せになって欲しいと思ってる」

「…担って…」

川「あれ？めぐみに聞いたんだけどな、使い方。間違ってた？」

「いえ。間違ってないです…」

恵って、ふくちゃんのこと。

「大丈夫です…私は幸せですよ？」

川「…そーかなぁ？そうは見えなかったけどな、ずっと。
この数日でやっと本来の姿って感じ」

「そ…ですか…」

『お待たせしましたー桜のシフォンケーキです』

デザートが運ばれてきた。

桜の花びらがあしらわれた、春っぽい可愛らしいケーキ。

私は迷わず写真におさめた。