うちは一族との溝 ページ11
九尾襲撃から1週間が経った
里は復興のため毎日忙しいが着々と進んでいた
だがそんな中1つの問題が発生していた
それは…里の上層部とうちは一族の溝の悪化である
里の上層部は今回の事件の主犯はうちは一族だと思っていて…どうやら写輪眼で九尾を操ったと考えているらしい。
九尾を操ることが出来るのは写輪眼を持つうちは一族だけだと……
｢違う……やったのは里の一族じゃない｣
違う者だ…しかもうちは一族特有の写輪眼を持つ者
｢(だとするとあの面の男はうちは一族なのか…!?)｣
このままだと最悪の事態が起きそうな予感がした
｢近いうちにフガクさんの所に行こうかな…｣
Aは頭を抱える
早く打開策を見つけなければ…
＿＿＿＿＿
火影屋敷内にある会議室に4人の影が並んでいる
三代目火影 猿飛ヒルゼン
暗部の志村ダンゾウ
そして御意見番の水戸間ホムラとうたたねコハルだ
突然の変事が終息、疲れで顔のシワがいくぶん深くなったヒルゼンが、3人の同士を眺めながら口を開いた
｢四代目とその妻クシナ…そしてAが九尾を封印してくれた。その結果、なんとか里は守られた｣
仏頂面で聞いていたダンゾウが言葉を継ぐ
｢しかし里は大戦中でも経験したことのないほどの壊滅的な打撃を受けた｣
｢早急に復旧作業を行わねば、この機に他里が攻めてくるかもしれん｣
言ったのは御意見番のホムラである
小さく頷いたヒルゼンは重々しい口調で会話をつなぐ
｢その件はすぐに手配しようと思っている｣
｢ついてはどうしても叶えてもらいたい案件がある｣
包帯で顔の右半分を覆っているダンゾウの露わになった左目が、冷酷な輝きを放つ
ヒルゼンは無言のまま、その氷のような視線を受け止め、催促の意を自らの瞳にこめた
察したダンゾウが続ける
｢うちは一族の移住地を里の外縁部に集めてもらいたい｣
｢なんじゃと？｣
眉間にシワを寄せてヒルゼンが睨んだ
ただでさえ、うちはとの溝が深いのにこれ以上深くされたらたまったもんじゃない
ヒルゼンもそれは望んていなかった
しかしダンゾウは動じることなく淡々と続ける
｢九尾を操ることが出来るのは、うちは一族の持つ写輪眼だということは知っているはずだ｣
｢九尾を呼び出したのは、うちはの者だというのか？｣
｢そうだ｣
断言するダンゾウに、ヒルゼンが息を呑む
激しい問答を、御意見番の2人は口をつぐんだまま見守っている
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アオウサギ(プロフ) - 更新楽しみにしてます！！！ (2023年3月20日 21時) (
レス) id: 42e17b849f (このIDを非表示/違反報告)
遊星(プロフ) - 小人さん» 分かりました。楽しみにしてます。ファイトです。 (2020年7月31日 12時) (レス) id: cc3dcebb37 (このIDを非表示/違反報告)
小人(プロフ) - 遊星さん» コメントありがとうございます。更新停止になってしまって申し訳ございません……。何度もこんな状態になると思いますが、更新はしていくつもりなので気長に待っていただけるとありがたいです。これかもよろしくお願いします。 (2020年7月31日 1時) (レス) id: b1ba81df51 (このIDを非表示/違反報告)
遊星(プロフ) - 更新停止になってますが大丈夫ですか？素敵な話なのに更新停止は勿体無いです。早く続き読みたいです。 (2020年6月28日 14時) (レス) id: cc3dcebb37 (このIDを非表示/違反報告)
小人(プロフ) - ��00さん» 返信が遅くなり申し訳ございません…。かなり放置していたのに読んでくださり、コメントも書いてくださり本当にありがとうございます！超亀更新なのでかなり待たせてしまうと思いますがこれからも宜しくお願いします。 (2020年6月15日 0時) (レス) id: b1ba81df51 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：小人 | 作成日時：2018年3月16日 0時
