あの少女はとある一族の生き残り 3

センス ページ10

｢コイツら親子か…！？｣

　｢おい！！てめェはガキに何教えてんだよ…！！｣

　｢コイツの親じゃねェのか！？｣

とAの冷酷さを見て育て親であるミナトに文句を言う

　｢…別にオレが教えたわけでもないよ。ただ…｣

　｢ッ…！？い、いつの間に！？｣

　｢自分の意志でAは動いているだけだよ…｣

ミナトは一瞬にして相手の忍を葬る

　｢あ、悪魔だ…！｣

1人の忍が叫び出す

　｢私の事は何とでも呼べばいい…。だけど、私の父さんを侮辱するのは許さない！！飛雷神の術！｣

『！！？』

　｢ぐわぁ！！！｣

　｢！！？ 早いっ…！｣

Aの背後からは膨大なチャクラが渦巻いていた

そして、Aの目は写輪眼になっていた

　｢父さんには初めて見せたね｣

　｢あぁ、初めて見たよ。さ、目の前の敵を片付けようか｣

　｢そうだね｣

『…！？ ﾋｯ…』

2人の気迫に敵が怯む

　｢いくよ！｣

　｢うん！｣

『飛雷神の術！』

『！！？』

　｢また飛んだぞ！気をつけろ…！｣

　｢逃げようとしてもムダだよ｣

　｢私達のスピードに敵うはずないんだからさ…｣

ミナトとAの目が目の前の敵を捉える

　｢に、逃げろ！撤退だ！！オレ達じゃコイツらに勝てねェ…！｣

と敵の忍達は逃げようとする

『逃がすか！/逃さないよ！』

　｢螺旋丸！！｣

　｢螺旋閃光超輪舞孔参式！！｣

Aとミナトは同時に繰り出した

『うわぁぁっ！！！』

　｢片付け完了｣

　｢お疲れ様A｣

ミナトはAの頭の上に手を置く

　｢…父さん。ひとつ、つっこんでいい？｣

　｢ん？なんだい？｣

　｢ネーミングどうにか出来ない…？｣

とAがミナトをジト目で見る

　｢ん、どうしてかな？｣

　｢だって…何あの技名！！"螺旋閃光超輪舞孔参式"って何っ！？長すぎ…！｣

　｢え、？そうかな…？オレ的にはいいと思うけど｣

と首を傾げてミナトは言う

　｢全然良くない…！！どうしたらそんな名前になるの！？良く噛まないで言えるね｣

　｢ん、普通じゃない？｣

　｢父さんの普通は普通じゃないんだってばァァァ…！｣

さっきまで殺気を出していた2人はいつも通りに戻っていた

戦友→←前線での戦い

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