あの少女はとある一族の生き残り 3

娘の反抗期 ページ7

｢あの時…3人に何て言ったのかな？｣

前線で敵を叩く為に向かう途中、ミナトはAに聞いた

　｢ん？大した事は言ってないよ…私が個人的に言いたいことを言っただけ｣

　｢それじゃぁ、オビトの時だけなんで長かったんだい？｣

　｢…！？ そ、それはオビトに伝える事が多かっただけだよ‥！｣

　｢ふーん。Aはもしかして、オビトのことが好きなのかな？｣

と笑顔でさらりと発言したミナト

　｢ｯｯ…！！ お父さんはいきなり何言い出すの！？｣

　｢Aはクシナ並に分かりやすいね｣

　｢ﾊｧ… お父さんには敵わないか｣

Aはため息をつく

　｢…オビトは負けず嫌いで頼りないところもあるけど、仲間の大切さや思いは人一倍大きいと思う。アカデミーの頃から私はオビトのそうゆう所を見て惹かれていったんだと思う…｣

　｢ん、ついにAも花が咲く年頃かー…乙女だね｣

　｢お父さんうっさい…！｣

いつもとはキャラが違うミナトに腹を立てたAは1発強烈ビンタをお見舞いさせる

　｢！？ い"っ…痛っ…！！ なにもビンタまでしなくても…｣

　｢…お父さんのせいでしょ？次言ったら腹パンね｣

ビンタされた頬を擦るミナトにAは圧力をかけた目で睨む

　｢…！！ あ、はい…(なんか…クシナに似てきたような)｣

　｢私はお母さんの娘なんだから似るのは当たり前でしょ？お父さん｣

とAはミナトの心の中を見透かしたように言う

　｢…！？ Aって、反抗期なの…？？｣

　｢…知らん｣

ミナトは娘に冷たく接しられて心の中で嘆くのだった

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