あの少女はとある一族の生き残り 3

狙われた九尾 ページ45

「…！ ビワコ様！タジさん！伏せてｯ!!」

『!?』

いきなりAに言われ驚くがすぐに伏せる

そして＿＿

＿＿キンッ……!!＿＿

クナイのぶつかる音が響いた

　「くっ……」

　「ほう……良くオレがいるとわかったな。褒めてやろう」

　「そりゃどーもｯ……！」

Aは面の男を押し切る

　「…ナルトを連れて避難してください」

彼女はビワコとタジに言う

　「わかった……後は任せたじゃえ。タジ！」

　「ハイ…！」

2人はナルトを連れて外へ向かおうとする

　「逃さん」

面の男は2人の後を追うとするが……

　「それはこっちのセリフだ！」

Aが行く手を阻む

　「父さん！こいつの狙いは九尾だ。早く封印を!!」

　「!? わ、わかった…！」

ミナトは急いで封印しようとした

　「そうはさせるか」

途端に面の男は何かに吸い込まれるように消える

　「!! 父さん危ない！(あれは時空間忍術…!?)」

　「ｯ!!」

突然現れた面の男にミナトは吹き飛ばされた

　「ミナト!!」

　「父さん！」

　「ｯ……大丈夫。(この結界をどうやって擦り抜けた……!? こいつ一体…!?)」

ミナトは面の男を見る

　「ぐっ！うっ……」

クシナの腹から黒いものがボコッと出てきた

　「クシナ！(…まだ九尾の封印が……！)」

　「母さんから離れろ!!」

Aが面の男に襲いかかる

　「ﾌｯ そう簡単にいくかな？」

　「何ｯ!?」

足元には大量の札が……

しかもミナトの方にも地面に張り巡らされていた

　「終わりだ…」

そして一斉に札が爆発する

　「ミナト！A!!」

クシナは2人の無事を祈った

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