あの少女はとある一族の生き残り 3

残酷な世界 2 ページ33

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その日の夜

Aはある変化に気づく

　｢ッ……… 目が｣

鏡に映った自分を見て彼女は気づいた

目が写輪眼から万華鏡写輪眼になっていたのだ

　｢……リンの死の影響でか｣

Aはそう呟くと白狐を呼び出す

　｢A様……。ついにですか｣

　｢うん…… 何故かは知ってるよね？｣

　｢…はい。ミナト様からの話は聞いておりましたので｣

Aの問に答える白狐

　｢失う物が多過ぎる……その内、父さんも母さんも失いそうだよ｣

珍しく彼女は弱々しく言う

　｢……これ以上、家族や友人を失うのは嫌だ｣

　｢大丈夫です。A様の家族や友人は私が守り抜きます｣

白狐は言った

　｢白狐…… でもリンやオビトは守れなかった｣

Aは目に涙をためる

　｢私は＿＿……無力だ｣

　｢A様……｣

白狐はそれ以上何も言わず彼女に寄り添う

Aは声を殺しながら白狐にしがみつき泣いた

リンを守れなかった悔しさと悲しみに＿＿＿




[みなさん、お久しぶりです。数カ月間まったく更新をしなくてお申し訳ございません……。学校やテスト、バイトなどいろんなことがこと続けにきたのでなかなか更新が出来ずにいました。すみませんでした……。]

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