あの少女はとある一族の生き残り 3

終結 ページ23

｢(オレは…死んだのか？ここは…)｣

カカシの意識がはっきりしていく

　｢ん、気がついたみたいだね｣

気がつくと隣にはミナトがいた

　｢！？先生…！どうして…！？｣

カカシは驚いて飛び起きる

　｢このクナイの術式は、オレが時空間忍術で飛び回る為の目印なんだよ｣

ミナトがカカシに上忍祝いにあげた特注クナイについて説明した

　｢じゃ、敵は…！？｣

　｢オレとAが全員倒したよ。と言ってもほとんどAが倒しちゃったんだけどね｣

とミナトは苦笑する

　｢！！リンは…！リンは何処なんです…！？｣

リンが近くにいない事に気づきカカシは慌ててミナトに聞く

　｢…リンならあそこにいるよ｣

声の主はAだった

リンは少し離れたところで悲しそうな表情で星空を眺めていた

　｢！…A。っ…｣

カカシはAに伝言を残したオビトの言葉を思い出し拳を握る

　｢…間に合わなくてすまなかったカカシ。話は全部リンから聞いたよ｣

　｢……A。オビトからの伝言は｣

　｢うん、リンから聞いたよ…(私もオビトともう一回勝負したかったよ…)｣

　｢…そうか｣

こうして第三次忍界対戦は三代目火影であるヒルゼンによる融和政策によって終結した

そして、後…この戦いは神無毘橋の戦いと呼ばれるようになった

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