天才鬼殺少女は笑えない【KZ】【KZ×鬼滅】

#残酷な運命 ページ18

よし今日はサボった償いだ。

彩目線です

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私は君に君たちには"嘘"をつかないといけないんだ。




君達は優しいから気づかないよね。




『じゃあまた会おうね』




私は木の上に飛び乗る。




私の動きはきっと速くて見えていなかったのだろう。




炭治郎達は消えた私を探している。




『楽しい楽しい鬼狩りの時間だ』




私は炭治郎達を一人一人見つめひささんの家を出る。




今日は出会いが多いな。




私は木の上を素早く移動する。




お兄ちゃん譲りの運動神経…。嫌縁壱さん譲りのかな。



鬼の気配を感じる。




私は木の上から地面へと下に移動する。




そんな私にビックリしたのか鬼が目を見開いた。



ふふふその顔。



私が大好きな鬼の顔。



『さあ私に償いをさせてよ鬼さん』



私は刀を上にあげそっと構える。



「おまっ…もしかして"あの方"の…？」



うるさいなぁ。



私はサッと刀を鬼の首に当てる。




『今度生まれてくる時は鬼になんてならないようにね？』




その言葉を最後に私はザシュッと鬼の首を切る。




私は鬼を狩るもの。ずっと永遠に。




私は夜に浮かぶ満月を見上げる。




『ごめんなさいお兄ちゃん。』



救えなくて。



こんな呪いにかかってしまって。



私は笑う事のない骨格をあげる。



"立花彩"ではない私。



人間じゃない私。



夜だけは笑える。



偽りの笑みだけは。




『逆らえない運命』



フワリと髪の毛が揺れた。



だがその髪の毛はショコラブラウンではない。




銀色と赤のグラデーションの髪の毛だ。




『夜だけ満月の夜だけ鬼になる。』




大っ嫌いの鬼に。




私はクスリと笑う。




『鬼殺隊最強でも私は私を殺したい』




ごめんね。炭治郎。私は自分を殺したいんだ




『立花彩の片割れ。』




人間の姿を残した片割れ。




その名はーーーーーーー殺(あや)だ。




『私を誰も助けれる訳がない』




『永遠に呪いがかかった"人形"さ』




誰も彼もがこの世界で踊らされている。

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